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7 月に観た韓国映画 vol.2


韓国映画は夏観るには暑苦しい...(笑)

『怪しい彼女』
巷の評判は上々のようですが... 笑えたけれど、泣けませんでした。

『漁村の幽霊 パクさん、出張す』
久々の超 B 級。


『怪しい彼女』
日本語字幕

原題: 수상한 그녀
製作年: 2013 年
監督: ファン・ドンヒョク
出演: シム・ウンギョン、ナ・ムニ、パク・イナン、ソン・ドンイル、イ・ジヌク、ジニョン

あらすじ: 女手一つで大学教授に育てたあげた息子ヒョンチョル (ソン・ドンイル) が自慢の 70 歳のマルスン (ナ・ムニ) は、頑固な性格で、口が悪い。同居しているヒョンチョルの妻はすっかりまいっしまい、マルスンを老人ホームに入所させるという話が持ち上がる。落ち込んだマルスンは、ふらふらと街を歩き、青春写真館で遺影を撮ってもらおうとする。店主がシャッターを切ると、マルスンの姿はなんと 20 歳の娘の姿 (シム・ウンギョン) になっていた。マルスンは若き時代をもう一度謳歌しようと、オ・ドゥリと名乗り、昔の奉公人パク氏 (パク・イナン) のもとに身を寄せて新しい生活をスタートさせる。

=====

ワタシの知り合いの映画ライターさんたちもこぞって絶賛していた本作。楽しみにしていたのですが、ワタシはこうした作品は好きではありません。涙あり笑いありという、いかにもなスタイルの作品。こういう作品が好きな人は多いと思います。ワタシも、涙あり笑ありの作品を否定するつもりはありませんが、人 (観客) の感情をあざとくお膳立てするような作品がとってもイヤなのです。

この作品における笑いの部分は、シム・ウンギョン、ナ・ムニ、パク・イナンのコメディラインが完璧で見ごたえがあると思います。でも、涙の部分は、「どうしてそうくるかな」 と考えると腹が立ってしまって... (笑)。劇場内で涙を流す観客を横目に、同行した友人ともどもシラケてしまいました。

そもそも、マルスンが若返るというファンタジーの手品は、抗うことのできない 「老い」 の進行、死への恐怖、青春への回顧という、老人の目に映る現実から生まれた展開であって、人間はだれしもが老いていくもの、その人生をじっくり見つめることがストーリーの基軸だと思うのです。

それが終盤で、韓タメの典型的な交通事故のエピソードが挿入され、しかも、「こりゃ絶対交通事故パターンだろうな」 と見え見えで、勘弁してほしいと思ってしまいました。交通事故のバタバタとしたエピソードから、なんやかんやで、ソン・ドンイルが偉大なる母の愛に賛辞を送って作品を締めくくり、観客を泣かせるという... あれっ?という感じ。いつの間にか、オンマ-アドゥル (母子) の話にすり替わっていて、基軸がずれているでしょう? せっかくファンタジーを使った意図はどこに行ってしまったのか、母子劇の涙で誤魔化された気分です。

余談ですが... うら若い娘から血を吸い取ったら、その娘は婆さんになってしまうという... その現象は世界を揺るがす大ニュースにならないのかな? (笑)

その上、 『プランマン』 でも少し触れましたが、音楽で時間稼ぎしたり、ストーリーのお茶を濁すのは、ちょっとどうかなと思ってしまいます。K-POP アイドルやら音楽番組 Mnet まで推し出して、どれだけ K-POP を宣伝したいんだかと。映画の本筋とは関係ないのですよ。挿入曲だって大した曲でもないのに、スター誕生とはやし立てるのは大袈裟じゃない?

『過速スキャンダル』 (2008 年) も、歌手の夢を諦めきれない女の子の話を扱ったコメディ作品だったと思いますが、本作を観て、同じようなネタを手を変え品を変えという感じが拭えず、素直に楽しめなかったことが残念でした。

My 評価: ★★☆




『漁村の幽霊 パクさん、出張す』
日本語字幕

原題: 점쟁이들
製作年: 2012 年
監督: シン・ジョンウォン
出演: キム・スロ、カン・イェウォン、イ・ジェフン、カク・トウォン、キム・ユネ、ヤン・ギョンモ

あらすじ: 韓国のバミューダトライアングルと呼ばれるウルジン里に、超能力を持つ占い師たち (キム・スロ、イ・ジェフン、クァク・ドウォン、キム・ユネ、ヤン・ギョンモ) が全国から集結。現地を取材しようとする新聞記者チャニョン (カン・イェウォン) とともに、ウルジン里で起こるミステリアスな事件を解決していく。

=====

驚くほどの超 B 級作品。これだけの俳優を集めて、こんな B 級作品をよく作れたなと感心してしまいました (笑)。以前は、こういう類の韓国作品が多くて、面白かったなと思うのですが、最近は、やけにハリウッドを意識したような作品とか、泥臭さが消えたこざっぱりした作品が増えて、なんだか久々にド B 級な韓国作品を観させてもらったと感じました。

英題が 「Ghost Sweepers」 なのですが、要は、韓国版ドタバタ 「ゴーストバスターズ」 とでも呼びましょうか。この作品は、ホラーコメディという位置づけらしいのですが、「ホラー」 というより 「ミステリー」 ぐらいにしておいた方がよさそう。

内容は漫画っぽい。それぞれの占い師たちのキャラクターも見かけだけという感じで、もう少し彼らの能力など立体的なキャラクターを見せてほしかったなと思います。占い師役の俳優たちの使い方が、あまりにももったいないですね。占い師たちより、記者役のカン・イェウォンがうるさくて耳障り。

韓国らしいシャーマニズムやアニミズムなど、土俗的な雰囲気は出ていたものの、どこをとっても中途半端で、何を見せたいのかわかりませんが、ドタバタなので、そういうものは要らないのでしょう (笑)。

正直、ストーリーは薄っぺらくて整合性もとれてないし、ミジャンセンも粗雑なので、予算がなかったに違いないと同情すら覚えましたが、なぜかこういう気取りのない作品の方が、現場の熱さやら、映画への想いやらが伝わってくるという... 不思議なものですね。そういうものなのですかね。

My 評価: ★★

tag: 韓国映画

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