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7 月に観た韓国映画 vol.1


先取り... チョン・ジェヨン出演作を 2 つ。

『逆鱗 (原題)』
現地で酷評されていたのでハードルを低くして観たせいもあるのですが、意外にも (←失礼!)、ワタシは嫌いじゃないスタイルの作品。叙事的な作品なので、涙や笑い、情緒的なものを求めている方にとっては面白くないかも。

『プランマン』
うーん、チョン・ジェヨンの持ち味がイマ一つ出ていなくて不満です (笑)。


『逆鱗 (原題)』
字幕なし

原題: 역린
製作年: 2013 年
監督: イ・ジェギュ
出演: ヒョンビン、チョン・ジェヨン、チョ・ジョンソク、ハン・ジミン、チョ・ジェヒョン、キム・ソンリョン、パク・ソンウン、チョン・ウンチェ

あらすじ: 25 歳で王位に就いた正祖 (ヒョンビン) は、朝廷内の熾烈な権力争いの中で非業の死を遂げた思悼世子の息子。即位して間もなく、王の暗殺計画が着々と進められる。王に刺客を放つのは誰なのか、何のために王を殺すのか、王を守る者はいるのか... 王の暗殺計画が実施されるその日の宮廷内の駆け引きを追う。

=====

現地公開時、セウォル号事故直後という不運も重なり、制作規模に比べると興行的に成功したとは言えなかった本作。作品性についても酷評ばかりが並んでいましたが、この作品が酷評される理由は理解できます。観客は、『王になった男』 のように、笑って泣ける明快な史劇が好きなのですから。こういう叙事的な史劇は求められていないのだと思います。

ワタシが驚いたのは、観ている者の情感を揺さぶるエピソードが非常に少ないという韓国らしくないスタイルだったことです。ここで泣いてください、ここで笑ってくださいというお膳立てがなくて、あえて情に訴えようとしていないところが面白いと思いました。架空とはいえ、歴史の再現ドラマを見ているような淡々とした内容です。情に訴える場面があるとすれば、内侍サンチェク (チョン・ジェヨン) と王の篤き絆、サンチェクとウルス (チョ・ジョンソク) の哀しい生い立ちぐらいなものでしょうか。

ストーリーがわかりずらいという意見もあるようでしたが、英祖―思悼世子―正祖の悲劇の親子関係エピソードは、韓国歴史ドラマを観ている人にとっては有名すぎるエピソードで、背景は十分に理解できる話だと思います。ただし、こういうエピソードを知らない人にとっては、とても不親切で 「なんのこっちゃ」 ということになるだろうし、ましてや、笑いや涙を誘うような展開ではないので 「面白味のない」 作品という感想になってしまうでしょう。

そして、この作品のトップクレジットはヒョンビンですが、主演が誰かということがさして重要ではありません。つまり、ヒョンビンだけがメインというわけではないのです。ひとつの視点、一人の視点からではなく、複数のストーリーラインが並行して走っているため、散漫だという評価にも頷けます。

ただそんなに複数のラインが走っていても、ラストにはストーリーが収束しているところはスゴイなと思ったのですが、そこがなぜ評価されないのか残念ですね。 イ・ビョンホンの独断場だった 『王になった男』 とは対極にあるような作品という印象です。

ちなみに字幕なしで観たので、日本公開時には見直したいと思います。

My 評価: ★★★☆



『プランマン』
英語字幕

原題: 플랜맨
製作年: 2013 年
監督: ソン・シフプ
出演: チョン・ジェヨン、ハン・ジミン、 チャ・イェリョン、キム・ジヨン、チュ・ジンモ、チェ・ウォニョン、チャン・グァン

あらすじ: 図書館司書のジョンソク (チョン・ジェヨン) は、1 分とたがわず計画通りに毎日を送り、そして異常なほど潔癖症。 ジョンソクは、自分と同じ潔癖症のジウォン (チャ・イェリョン) に片思い。ジウォンに自分を受け入れてもらうため、自分を変えるために、無計画に生きることを決意し、ジウォンの後輩ソジョン (ハン・ジミン) に手伝ってもらうことに。ソジョンは、ジョンソクにバンドを組もうと提案する。

=====

本作は小品ながら凝縮感のあるコメディという評価だったので少し期待していたのですが、チョン・ジェヨンのファンであっても、ワタシにとっては好きな作品とは言えませんでした。コメディとして物足りない... というのが一番の理由でしょうか。ストーリーのアイデアは面白いけれど、ストーリーの先行きが見えていて、すぐられるような楽しさも、捻りも何もないという... 直球型のコメディだったもので。

また、『怪しい彼女』 も同様なのですが、コメディに音楽を安易に絡めて、お茶を濁してほしくないなと思うのです。K-POP にすっかり自信を持った韓タメ界が強気に出ている現われだと思うのですが、音楽に絡めさえすれば、コンテンツの時間稼ぎにもなって、観客が安心すると勘違いしているのではないかしら? ここぞという時に流れる曲もたいした曲でもなく。

ちょっとガッカリしたところは、チョン・ジェヨンにプランマンの役は合っていないような気がしたことでしょうか。ジェヨンのコメディ演技もちょっと古くさく感じました。振り返ると、『彼と私の漂流記』 や 『正しく生きよう』 の方が良かったなぁ。もっとも作品性そのものが古くさいということもあり、テンポも良くないし、キレがないことも関係していると思うのですが、「プランマン」 という変人キャラクターに依存し過ぎた内容だったかなと思います。

誰しもコンプレックスやトラウマを抱えながら生きていて、たまに、社会にうまく適応できなかったり、社会から理解されない行動に出る人がいるもので、そうした人たちを温かく見守るようなまなざしには好感が持てました。それでも、社交性のない人間がいきなり見知らぬ女性とバンドを組むという展開は、まさしく音楽でお茶を濁すスタイルだったかと思います。音楽の必然性がないというか...。

面白いかと問われると、面白いのか、面白くないのかよくわからず、モヤモヤしたものが残る作品でした。

My 評価: ★★☆




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