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3 月に観た韓国映画 vol.3


日本でも上映される作品を 2 本。

『トップスター』
2 月にキム・ミンジュン主演の 『The Depths』 (監督:濱口竜介 ) を久々に渋谷で観る機会があり、やはりキム・ミンジュンはイイよね~と再確認。彼はいつまで休業するつもりなのでしょう...。

『カンチョリ オカンがくれた明日』
相変わらず CJ 配給作品の邦題はダサい!!


『トップスター』

英語字幕
原題: 톱스타
製作年: 2013 年
監督: パク・チュンフン
出演: オム・テウン、キム・ミンジュン、ソ・イヒョン、キム・スロ、チョン・ギュス

あらすじ: 華やかな世界で脚光を浴びる人気俳優ウォンジュン (キム・ミンジュン) と、マネージャーを務めながらスターになる夢を抱きつづける真面目な男テシク (オム・テウン)。人生の転機は思いがけない形で突然やってきた。車の当て逃げ事故を起こしたウォンジュンの身代わりになって罪をかぶったテシクは、‘謝礼’としてウォンジュン主演のドラマの相手役に抜擢されたのだ。長年の夢が叶い、人生最高の幸せを噛みしめるテシク。だが純粋だったはずの彼の心は、次第に深い野望に燃えていく。(引用: 韓国映画セレクション SPRING 2014)

=====

パク・チュンフンの監督初挑戦作。キャストには、パク・チュンフンの日頃の交友関係の賜物なのか、スターがぞろぞろカメオで出てきます。観た後にチェックしたら、リュ・スンワン監督までカメオで出ていたらしいのですが、ワタシはまったく気づかず... (悔)。だからと言ってもう一度観ようという気にもなれず。

ハ・ジョンウといいパク・チュンフンといい俳優出身で監督業に手を出すのがちょっとしたブームかどうか知りませんが、みんながクリント・イーストウッドになれるわけじゃないのよね (笑)。

エンターテインメント界の裏側を描いた作品なのですが、スターが起こした当て逃げ事故にマネージャーが身替りとなって警察に出頭するとか (似たような事件がありましたね)、俳優志望のマネージャーがスターを超えてしまうとか、芸能記者と取り引きするとか、危うい女性関係とか、「ありがち」 なエピソードが多くて驚くようなストーリーではありません。

付き人から人気俳優にのしあがるオム・テウンと凋落するトップスターのキム・ミンジュンの競演が見どころで、芸能界の光と影、そして光と影の反転劇は上手く描かれています。同じ人気俳優であっても、テシク (オム・テウン) は、ウォンジュン (キム・ミンジュン) とは比べものにならないほど格が劣ると罵られるのですが、「確かに」 と頷けてしまうところが、2 人の役作りの成果なのでしょう。

そこそこ面白く観られますが、わざわざ俳優が監督になってまで見せたかったものは何なのか、まったくよくわからない作品とも言えます。

個人的には、ステキなキム・ミンジュンが観られたので満足という感想に落ち着いてしまうのですが、この作品の 「ここがスゴイ」 というところは見当たらなかったのは残念でした。

My 評価: ★★



『カンチョリ オカンがくれた明日』

英語字幕
原題: 깡철이
製作年: 2013年
監督: アン・グォンテ
出演: ユ・アイン、キム・ヘスク、キム・ジョンテ、キム・ソンオ、チョン・ユミ、イ・シオン

あらすじ: 舞台は釜山。カン・チョル (ユ・アイン) は、病気で認知症の母親スニ (キム・ヘスク) の面倒を見ながら、港で働く真面目な青年。母親の手術費を稼ごうと必死だった。ある日、ソウルからやってきたスジ (チョン・ユミ) と出会ったカン・チョルは、これまでにない感覚を覚える。そんな折、母の容体が悪化。さらに、幼なじみのジョンス (イ・シオン) が詐欺に遭い、カン・チョルは裏社会に足を踏み入れることに。

=====

昨年 10 月に封切りされた本作。ちょうど釜山国際映画祭の開催時期と封切りが重なり、ユ・アインも釜山入りしていましたが、個人的にこの作品にはまったく興味が持てなかったことと、ワタシの乏しい韓国語力では釜山訛りはとうてい聞き取れないということもあって、現地で観ませんでした。

母子劇、任侠劇、青春恋愛劇をごった煮にした人情劇で、どこに着地しようかと迷っているような作品。思っていたより悪くはないけれど、『ワンドゥギ』 のようなカタルシスがなくて、ボクサーの夢破れたワンドゥギのその後... みたいな話。予想どおり、釜山訛りがかなりきつくて、現地で字幕なしでの鑑賞を避けたのは正解でした。タイトルにある「オカン」 は関西弁だけど、釜山訛りは関西弁で訳されることが多いから、日本語字幕もおそらく関西弁なのでしょう。

母子劇 ― 韓タメお得意のオンマとアドゥルのねちっこい絆が本作のテーマのひとつですが、この点はそれほど嫌ではありません。糖尿病と認知症を患うオンマ役のキム・ヘスク、こういう役どころを演じてもらうと右に出るものはいないなと唸らせてくれる存在感がありました。病気という設定もあって、オンマのねちっこさが出ておらず、アドゥルの方がねちっこくて意外。

ベタな母子劇に終始したくなかったのかもしれませんが、煙突のシーンで始まるのですから、ラストも煙突のシーンで終わった方が良かったのになというのが、ワタシの素人考えです。ごった煮だけにすっきりしないラストでした。

任侠劇 ― 釜山と言えば、港。港と言えば、埠頭で乱闘するチンピラども。そして、その乱闘に登場するのは、ヘンテコな日本語を話す日本人ヤクザ。釜山が舞台となるとお決まりなパターン続出で笑ってしまいます。全体の配分を見ても、任侠劇風の場面が印象が強くて、一体、いつの時代の話なんだか。

まさかの釜山ノワール (?) では、『アジョシ』 でガチで怖い役柄だったキム・ソンオが、ここでもガチで怖いのか、なんとなくコミカルなのかよくわからないチンピラ役で登場し、この人情劇にこのキャラは必要なのかと (笑)。

青春恋愛劇 ― ワタシの先入観もあるのですが、自由人という設定のチョン・ユミがふらりと出てくるとどうしてもホン・サンス風の色合いが濃くて、チョン・ユミとユ・アインのケミがしっくりきませんでした。都会の洗練された女性とド田舎者の純朴青年を対比させて、互いに持っていないものに惹かれるという恋愛パターンなのでしょうけれど、無理やりくっつけた感じが否めません。

そして、さきほども少し触れましたが、どうも釈然としないラスト。釜山を出たことのなかったカンチョリが、これまで縛られていた土地から出て羽ばたく... という未来志向の着地点にしたかったようですが、そのためにアクションばりばりの任侠劇は必要だったのかという疑問が残り、母子劇の象徴だった煙突のインパクトが薄れてしまったことも残念でした。

My 評価: ★★


tag: 韓国映画

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