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3 月に観た韓国映画 vol.1


今年になって観た韓国映画が少なすぎることに最近気づきました。
これから日本で公開される作品の中に注目作もあり、ちゃんとチェックしなくちゃ。

まず、ハ・ジョンウがらみで 2 本。
ハ・ジョンウ出演作の 『ザ・テロ・ライブ / 더 테러 라이브』 とハ・ジョンウ初監督作の 『ローラーコースター / 롤러코스터』

どちらも 「なんだかな」 という感想ですが...


『ザ・テロ・ライブ』

英語字幕
原題: 더 테러 라이브
製作年: 2013 年
監督: キム・ビョンウ
出演: ハ・ジョンウ、イ・ギョンヨン、チョン・ヘジン、イ・デビッド、キム・ソジン
あらすじ : ラジオ番組の生放送中にリスナーから漢江にかかる橋の爆破予告の電話を受けたユン・ヨンファ(ハ・ジョンウ)。いたずらだと思い 「やれるものならやってみろ」と言い放つと、麻浦大橋が爆発する。TV ニュース番組のアンカー復帰をもくろむヨンファは、この機に乗じて報道局長 (イ・ギョンヨン) と取引をし、パク・ノギュと名乗るテロリストとの独占生中継を行うことに。テロリストの要求は、とある事件に関連する巨額の補償金と大統領の謝罪。うなぎ上りの生中継の視聴率に気をよくするヨンファは、犯人をなだめすかすして乗り切ろうとするも、なんとヨンファの耳に挿しこまれたイヤホンにも爆弾が仕込まれているという。犯人の要求に応えなければ自分も吹っ飛ぶのだ。テロ犯とは交渉しないという政府の立場とテロリストの間に挟まれ、生きた心地のしないヨンファ。そして犯人が爆弾を仕掛けたのは橋だけではなかった。

=====

テロリストに脅迫され、政府とテロリストとの狭間で緊迫感あふれる中継をスタジオという密室空間から発信する元ニュースキャスター役をハ・ジョンウが熱演しています。冷や汗、脂汗たらたらの文字通り手に汗握る展開で、テンポもよく、観ている方もあっという間にハ・ジョンウのいるスタジオ空間に惹きこまれていきます。

テロリストと接触できたという千載一遇のチャンスを何とかものにして、不祥事で降格されたラジオ番組からテレビ番組へ復帰したいと野心満々のヨンファ。この事件報道で一躍スターダムにのし上がろうとしたわけですが、そう簡単に事は運ばないわけです。テロリストの要求に応じなければ、自分の生命までもが危ういという予想外の展開に、ヨンファは冷静さを装いつつ、極限状態まで追いつめられることになるのです。

パク・ノギュと名乗るテロリストは麻浦大橋の建設労働者で、数年前の大規模補修工事の際、足場が崩れて川に転落した仲間を 3 人失ったという。その際、折しもサミットが開催されており、警察もレスキューも忙しく救助が遅れて仲間が死んだと恨んでいるのです。

犯人の要求した補償金は TV 局から引き出したものの、もうひとつの要求である大統領の謝罪はヨンファにとっても難題。テロリストには決して屈しないという政府の姿勢がさらに犯人を刺激することになり、ヨンファにもますます危険が及ぶことになるわけです。

テロリストと電話で交渉しながら、政府との折衝や TV 局の対応に振り回されながら、さらに別れた妻とやり直したいというヨンファの想いが絡み、この物語は展開していきます。

スタジオ空間という密室の中で繰り広げられた臨場感あふれる交渉劇、テロリスト、キャスターをはじめとする登場人物の心理状態の描き方は、確かに見どころと言えます。ただ、前半の展開は緻密に進んでいくのですが、後半はずいぶんと大風呂敷を広げたなという印象は拭えず、ラストに至っては、一体この作品が言いたかったことは何なのかと。単なるパニック映画だったのかと疑問に思いました。

橋を爆破し、ビルを爆破し、その隣のビルまでが倒壊し、ずいぶんと派手な大惨事が描かれているのですが、どこか他人事のように空虚な感じでとらえていることが気になります。これを、あの犯人ひとりで仕掛けることができるのかなど、細かいところでは嘘っぽすぎて、結局のところ、絵空事に過ぎないなとスーッと冷めてしまうのです。要は、ド派手な事件を描いている割には、主題は何?という肝心なところが見えてこないという残念な作品なのではないかと思います。

My 評価 : ★★




『ローラーコースター』

英語字幕
原題: 롤러코스터
製作年: 2013 年
監督: ハ・ジョンウ
出演: チョン・ギョンホ、キム・ギチョン、チェ・ギュファン、ソン・ファリョン、キム・ビョンオク、コ・ソンヒ

あらすじ: 映画 『肉頭文字マン (マザーファッカーマン)』の大ヒットで韓流スターにのし上がったマ・ジュンギュ (チョン・ギョンホ) は、日本での活動中に女性アイドルとのスキャンダルが暴露され、急遽、韓国へ帰国することに。利用する便はバービー航空。機内の乗務員も乗客も一癖ある人たちばかり。ようやく着陸態勢に入ったかと思えば、突然の天候悪化で飛行機は着陸に失敗。別の空港に着陸を余儀なくされるのだが、機内はてんやわんや。さて、マ・ジュンギュは無事に韓国へ戻れるのだろうか。

=====

飛行機内という閉ざされた空間で、個性的な乗客・乗務員が繰り出すいわゆるスラップスティックコメディ。要はドタバタ劇に F ワード満載のセリフ。この韓国的 F ワードがあまりピンとこなかったのですが、ネイティブにとっては面白いのかもしれません。

B 級コメディというより C 級かな。お金払って見るような作品ではないかもしれません。「笑い」 も中途半端だし、一番気になったのは、「間 (ま)」 の悪さ。シーンとシーンのつなぎ方ももっさりしていてテンポが悪く、流れるようなコメディになっていないところは残念でした。

飛行機は何度も着陸に失敗するので、機内では同じようなパターンが繰り返されます。乗客の極限状態を面白おかしく引き出しているつもりなのでしょうけれど、その前に、観ている方が飽きてきて、どうせ最後は着陸するのだろうから、さっさと終わってくれと傍観してしまうことに。

このシラケ方は半端なくて、笑いをハズした芸人たちのオンパレードという感じでしょうか。

登場人物のキャラクターが異なるとはいえ、ペドロ・アルモドバル監督の 『アイム・ソー・エキサイテッド』 と似たような素材と設定といい、同様のポップな美術の採用といい、これは偶然だと言い切ることができるのか疑問に思うところもあります。

初監督のハ・ジョンウを、名匠アルモドバルと比較するのは酷というものですが、『アイム・ソー・エキサイテッド』 がいかに緻密に構成され、閉鎖的な空間でのカメラワークに優れていたかということをまざまざと思い知らされました。

本作は今年の大阪アジアン映画祭のコンペ部門で上映され、ハ・ジョンウには 「来るべき才能賞」 が授与されたそうですが、ちょっと持ち上げすぎじゃないですかね。俳優としてのハ・ジョンウは文句なく素晴らしいと思っているのですが、私の頭の中では、監督としてのハ・ジョンウには果てしなく疑問符が並んでしまいました。

My 評価: ☆




 

tag: 韓国映画

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