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その男の時代の到来

今ごろ...

CINE21 N0. 930 のチョン・ジェヨンのカバーストーリーを勝手に訳してみました。自分の覚書のようなものです。あしからず。『AM 11:00』 公開前に行われたインタビューなので、話がちょっと溯るけど。

[정재영] 정재영 시대의 도래



チョン・ジェヨン時代の到来

『열한시 / AM 11:00』 から 『플랜맨 / プランマン』『방황하는 칼날 / さまよう刃』『역린 / 逆鱗』まで封切り待機中の俳優チョン・ジェヨン

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『AM 11:00』 は、近未来 SF 映画である。ブラックホール内のワームホールを通じて、時空間移動が可能だという理論を踏まえて、チョン・ウソク(チョン・ジェヨン) 博士は、地球の核エネルギーであるコア・エネルギーを活用してワームを支え、タイムマシンの進入路を作ることに成功する。こうした耳慣れない用語が飛び交う 『AM 11:00』 でチョン・ジェヨンは ‘博士’ なのだ。 巨大な時間旅行研究所の前にいるチョン・ウソク博士は、彼がこれまで演技してきたキャラクターとはかなり異なっているようだ。制約された空間で長時間にわたり撮影したという点も、それ以前とは異なる要素の中のひとつだ。これについてチョン・ジェヨンは、「最近は暇がなくて、『ゼロ・グラビティ』 を見ることができないのが最も残念だ」 と語り、「『AM 11:00』 は、時間旅行や SF ジャンルに対してずっと関心を抱いていたから出演することになった作品だ」 と明かす。 参考までに、このジャンルで最も好きな作品はダニー・ボイルの 『サンシャイン 2057』(2007) だという。つまり、「こういう作品をやりたくて待ち望んでいた」というのだ。もしかすると、『AM 11:00』 は、私たちが知らないチョン・ジェヨンというパズルを組み立てるのに重要なもうひとつのピースなのかもしれない。それだけでなく、『AM 11:00』 から 『プランマン』、『さまよう刃』、『逆鱗』 まで、来年上半期には彼の映画が 3 編相次いで公開される。来年、旬の俳優になると思われるのが、まさにチョン・ジェヨンだ。

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時を駆ける俳優というか。あちらこちら転々とするのに、体が 2 つ、いや、いくつあっても足りなかった。10 月末に『プランマン』 がクランクアップすると、チョン・ジェヨンはすぐさま 『逆鱗』 に合流した。最初に合流した時、 『逆鱗』 はすでに 30 回ほどの撮影が進んでいた状態だったが、イ・ジェギュ監督はそれほど待ってまでどうしても彼を出演させたかった。『逆鱗』 で彼が引き受けた役は内侍だ。 『王の男』 (2005) のチャン・ハンソン、『王になった男』(2012) のチャン・グァン、そして TV ドラマ 『太陽を抱く月』(2012) のチョン・ウンピョと比較しても、その姿がとても気になる。イ・ジェギュ監督がずっと待っていた理由が分かるような気がする。

潔癖症の激しい男‘ジョンソク’で出演する 『プランマン』 はロマンチック・コメディで、正祖暗殺事件を扱う 『逆鱗』 は史劇スリラー。2 つの映画はあまりにも異なる。その 2 つの映画より前に撮影を終わらせていた東野圭吾の同名小説を映画化したイ・ジョンホ監督のクライムサスペンス 『さまよう刃』 まで加えれば、彼はもうすぐ公開される 『AM 11:00』 の撮影を終わらせた後、何と 3 編の映画をせわしなく撮ったのだ。『AM 11:00』 については、「あまりにも前に撮ったので、よく覚えていない」 と冗談交じりに語っていたが、それはあながち嘘ではない。それほどまでにチョン・ジェヨンは異なるジャンル間はもちろんのこと、未来と現在の間を行き来して、最近最も気になる歩みを見せている俳優のひとりだ。彼に関する興味は、そこから始まった。

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‘ラグジュアリーな’スタジオ撮影の中に生まれた集中力とアンサンブル

『AM 11:00』 で時間移動プロジェクトの研究員ウソクは、ロシアのある投資企業からプロジェクトの中断を通告される。しかし、彼は研究を継続するために、ジワン(チェ・ダニエル) をはじめとする同僚が引き止めるにもかかわらず、ジワンのガールフレンドでもあるヨンウン (キム・オクビン) と共に危険なテスト移動を敢行する。そして、彼らは 24 時間後である翌日の午前 11 時への時間移動に成功する。ところが時間移動プロジェクト成功の証拠として、その日の CCTV ファイルを確保したウソクとヨンウンは、そのファイルの中で研究員の死を目撃する。移動したその日の間に、研究所が爆破された痕跡があることと、同時に正体不明の事件が起こって。一日の間に一体何が起こったのか。そこでウソクと研究員たちは、翌日 11 時、つまり CCTV に映った未来の事件を防ぐために、隠された時間の中の事実を追跡することになる。

『AM 11:00』 の特記すべき点といえば、主な舞台が時間移動装置のある研究所で、そこであらゆる出来事がリアルタイムに展開するということだ。『黒く濁る村』 (原題:苔) と 『ホームランが聞こえた夏』(原題:グローブ)、そして『殺人の告白』 (原題:私が殺人犯だ) など、最近の作品では屋外ロケが多かった彼にとっては、ひとまず非常に ‘気楽な’ 映画であった。 ほとんどすべての撮影は、水営湾の釜山映画撮影スタジオ内で用意された宇宙ステーションを連想させる丸い研究所で行われた。特に、陽光にあたることも、汗を流すこともなかった。

「昨年の夏はとても暑かった。ほかの撮影現場での話を聞くと、猛暑で失神した俳優もいたそうだ。涼しいセットの中で午前から撮影し、夕方なれば会社員のように退勤して海雲台で一杯飲んだので、ハリウッド映画だって羨ましくもない感じ?(笑)その上、今まで全国あちこちで撮影してホテルで寝たことが一度もなかったけれど、バカンスシーズンの海雲台でホテルで睡眠をとったことを考えると、『AM 11:00』 は今まで私が参加した作品の中で、最もラグジュアリーな映画であることは確かだ」

そのラグジュアリーさと気楽さは集中力につながった。 チェ・ダニエル、キム・オクビン、イ・デヨン、イ・ゴンジュ、シン・ダウンなど研究所の俳優たちと ‘初めから最後まで’ ひとつのセットで苦楽をともにしたためだ。

「セットに閉じ込められているだけならば苦しくないだろうとも思ったが、実際に毎日のように集まって呼吸を合わせて、食事をして、撮影をするうちに、以前に芝居したことがあるような感じがした。共演する俳優たちとこのように色々と経験したことがなかった。(笑)クランクアップの時、素晴らしい芝居を一本舞台でこなして挨拶する気持ちだったので、本当に独特の経験だった。後で、皆とても親しくなって互いに顔を見ただけで、‘パン’と笑いが弾けるようになった。もともと人間同士、好感を持てれば、何を見ても笑えるのではないのか。私にとって、『AM 11:00』 はそうした映画だった。皆とても愛おしくて、ただ真剣な表情を作っているだけでも、それでなぜだか笑わせていたから (笑)。 冷静に考えると、演技にとっては支障になることだと思うかもしれないが、演技というものは結局 ‘呼吸’ であり ‘アンサンブル’ だ。 共同作業で親しくなることは、どうみても、映画にとってプラスだ」

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飽きることのない演技欲

『AM 11:00』 のチョン・ジェヨンは、‘バカ正直な’ で ‘過去にしばられた’ 男だ。すぐに彼が以前演技した他のキャラクターが浮び上がった。『正しく生きよう』 で警察署長 (ソン・ビョンホ) の信号無視の違反切符を切るような ‘融通のきかない’ 警察官ドマンのように、『AM 11:00』 のウソクも前後を顧みず ‘直進’ しかしない人物だ。また、2 年前に癌で死んだ妻を生かすために未来へ行き、薬を持ち帰りたいという純真な望みから研究を始めたウソクは、以前に息子を亡くした衝撃で解離性記憶喪失症にかかった 『カウントダウン』 のゴンホや、15 年前に自分の恋人を殺害した連続殺人犯を捕まえるために長い間沈黙するほかなかった 『殺人の告白』 の刑事ヒョングを彷彿とさせる。彼のそばにはいつも愛する人がおらず、そのかすかな記憶だけ残っている。言ってみれば、いつも一人なのだ。『私たちのソニ』 の冴えない映画監督 ‘ジェハク’ の姿もそのような孤独感と遠くない。

ところが、それは利己的な孤独だ。映画の中でヨンウンは、こう話す。「チーム長(チョン・ジェヨン)は、他人に気を使わないでしょう? だからチーム長の周辺の人々はいつも心細い」 と。これに対してチョン・ジェヨンは、「ウソクは私が演じたこれまでの男たちよりはるかに孤独で利己的だ。純粋に自身の欲望と利益のために、それを大義名分で包みながら、周辺の犠牲を強要する。現実の私とは百パーセント異なる人物なんだ (笑)。さらに 『カン・チョルジュン : 公共の敵 1-1』 で私が演じたヤクザのイ・ウォンスルでさえも、家庭では温かい人間だった。だから 『AM 11:00』 は、初めて真の ‘悪役’ を演じた映画だと言ってもおかしくない」

このように彼の最近の歩みは ‘挑戦’ だと言ってもかまわないだろう。それは俳優として遅れまいとする欲のためだ。

「もともと性格上 ‘一度に一つだけ’ という人間だ。ところが望まれて、作品が良いなと思えるなら、3 つ、4 つなぜできない? とふと考えた。そうすると、俳優としてしたいことだけやって、いつもそうしているうちに、いつになく高い壁にぶち当たるように思えた。それで 『私たちのソニ』 と 『逆鱗』は、実際無理なスケジュールだったが、やみくもに挑戦する感じで出演した作品だ」

そうした心境の変化の中では、‘俳優として映画に飽きない’ という信念が最も重要だ。

「私はもともと飽きっぽい方だ (笑)。何でもちょっとだけ手を出してはすぐに嫌気がさして、これまでじっくりと腰をすえて習った趣味もない。テニス、ゴルフ、釣り、登山などなんでも始めてみたものの、ほどほどやるとすぐに飽きてしまう。私は勝負欲が強い方にもかかわらず、こんなことをどうしてやっているのかとわからなくなり、実力もつかない (笑)。 いつも私の心の中にある不安は、‘そのうち俳優として演技することすら飽きてしまったらどうしよう’ ということであった。ところがこれまで続けてきたことを見ると、そうではなかったようで、真の幸運だ。この頃、どうせやることをもっと上手くやってみて、私ができそうもないことでも、他の人々が引き止めても、一度してみようという気がする。 そうやって私は今も俳優を続けている」(笑)


チョン・ジェヨンならではの内侍を期待すべし

2014 年に公開されるチョン・ジェヨンの映画 3 編 『プランマン』、『さまよう刃』、『逆鱗』

「ハン・ジミンと呼吸を合わせたロマンチック・コメディ 『プランマン』 は、いったんは離れたが舞い戻ってきた作品のようだ。ファンの中には、今でも 『小さな恋のステップ』 の話に触れる方が多い。ちょっとそんな感じ? ヒューマン・コメディというか、私には 『彼と私の漂流記』 がその最後だったが、長くその世界を離れると錆ついてしまうという考えを ‘払拭’ するつもりで出演した作品でもある。『AM 11:00』 もそうだが、明るく愉快な現場は俳優に新鮮な空気を吹き込むようだ」

「『プランマン』 で私が演じたウソクは 1 秒たりとも計画せずに生きることのできない男なのに、本人の計画になかった 1 人の女性 (ハン・ジミン) に会って展開するストーリーを描いたヒューマン・コメディだ。スラップスティックコメディー的な要素の多い愉快なコメディになると思う。個人的に気に入っているのは、ずっと眼鏡をかけて出るという点だ。これまで、映画でも現実でも、私が眼鏡をかけると似合わないとよく言われた。映画では 『彼と私の漂流記』 序盤部に少しだけ使ってはずしたが、『プランマン』 のウソクの潔癖症キャラクターには似合う設定だと思って使ってみた。それなりに大丈夫だから、これからも使って出てみようかな? (笑)」

「『プランマン』 より前に撮影を行った 『さまよう刃』 は、「白夜行」、「容疑者 X の献身」 などの原作者である東野圭吾の同名小説を映画化したものだ。私が演じる父親サンヒョンは、ある朝、大切な娘を失い、犯人を直接罰しようと探しに出かける。昨年冬から大関嶺 (テグァルリョン) で、最も寒い時期に雪原をごろごろして撮影した記憶がまだはっきり残っている。そんな環境だった上に、キャラクターと映画が暗いものだし、精神的な追いつめられストレスがとても大きかった。この前、編集中だったイ・ジョンホ監督と話したが、‘とても良い作品になったようだ’ と自信満々だった。『逆鱗』 もまた、『神機箭』 以来久しぶりの史劇で、ヒョンビン (正祖) をそばを見守る内侍の役だ。正祖暗殺をめぐり、重厚で躍動的な一日が描かれる」

「‘チョン・ジェヨンに内侍役は似合うのか?’ と思っている人が多いようだが、私としても興味深い挑戦で、その感じが映画の全体的な情緒にも役立つと良いと思う。作品に参加し演技してわかったのだが、内侍だからと言って男らしさを失くすというものではなかったよ。朝鮮時代、内侍は女でもあり男でもあるのだから (笑)。 迷惑がかかるのはわかっていたが、すでに撮影が始まった映画に後から遅れて合流したのも初めてのことだった。それだけ絶対に出演したかった作品だ」




tag: チョン・ジェヨン 韓国映画

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なお、旧館からの移行記事 (2012年3月以前) はうまく反映されていないものがあります。

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