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11 月に観た韓国映画 vol.2


今月は韓国映画強化月間なもので(笑)、まだまだ続きます。
意図して観たわけではなかったのですが、「追う者」 と 「追われる者」 のお話を。

『감시자들/ 監視者たち (原題)』
見始めて 15 分ぐらいのところで、このストーリー、どこかで観たことがあると思ったら、なーんだ、香港映画 『天使の眼、野獣の街』 (2007 年) のリメイク作だそうです。『天使の眼~』 は、ジョニー・トー組常連の脚本家ヤウ・ナイホイの監督デビュー作、面白いに決まっています。

『런닝맨 / ランニングマン (原題)』
シン・ハギュンが、走る、走る。しかもパパです (笑)。



『감시자들 / 監視者たち』
英語字幕

原題:감시자들
製作年: 2013 年
監督: チョ・ウィソク
出演: ソル・ギョング、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュ、キム・ビョンオク、チン・ギョン、イ・ジュノ 

あらすじ: 警察内の特殊組織として、犯罪捜査における監視のみを専門的に担当する監視班を率いるファン班長 (ソル・ギョング) のもとに、新人ハ・ユンジュ (ハン・ヒョジュ) が合流する。ある日、監視班の徹底した包囲網をくぐりぬけ、わずか 3 分の間に武装強盗事件が発生。事件を緻密に計画したのは、犯罪組織のジェームズ (チョン・ウソン)。監視班は、あらゆる情報を総動員して事件を追い、存在の見えない犯人に迫る。

=====

冒頭にも書きましたが、本作は、ジョニー・トー組常連の脚本家ヤウ・ナイホイの監督デビュー作 『天使の眼、野獣の街』 のリメイク。

最初は、街の隅々にまで監視カメラが装備されている韓国社会ならではクライムサスペンスかと思って観ていたら、どうも知っているストーリーだなと。オリジナルは、ヤウ・ナイホイの脚本・監督で、ジョニー・トーの製作ですから、リメイクが面白いのは当たり前です。

しかし、オリジナルの尺は 90 分なのに、本作は 120 分。残念ながら、30 分ももたつかせた分、オリジナルにあった歯切れの良さは見当たりません。それは、とくにラストの決着のつけ方がオリジナルとは異なることにあります。リメイクを謳っていながら、ラストを変えてしまうのはどうなの?と思ってしまったのですが。線路に立ちはだかるソル・ギョングは、『ペパーミントキャンディ』 かっ!と突っ込んでしまいました (笑)。

リメイクはリメイクなりの良さがあるとは思うのですが、はっきり言って、オリジナルの方が圧倒的に迫力があります。どうしても見比べられてしまうのは、リメイクの運命なので仕方ないと思います。何しろ、オリジナルのキャストは、レオン・カーフェイ (チョン・ウソンの役柄) とサイモン・ヤム (ソル・ギョングの役柄) ですよ。この強烈なキャストを見てしまうと、なかなか超えられないかと。逆にオリジナルを観ていない人は、本作を堪能できるのではないでしょうかね。

オリジナルの強烈なキャストに比べると、韓国版はキャストの色彩がいまひとつ薄いかなと。極悪人役のチョン・ウソンは良かったのですが、ソル・ギョングとハン・ヒョジュがこのジャンル自体に馴染んでいないような気がしました。この 2 人が出てくるとどうしてもハートウォーミング系の匂いが漂ってしまうような...。それが韓国らしさなのかどうかわかりませんが、ちょっと邪魔な匂いでした。

全体のトーンにキレがなかったのも、そういうところに起因するのではないかと思います。ともあれ、オリジナルを知らなければ楽しめる... そういう作品です。

そうそう、劇中に出てくる怪しいおっちゃん、ヤムヤムじゃない?と思ったら、ちゃっかりサイモン・ヤムがカメオで出演しています。


My 評価: ★★☆




『런닝맨 / ランニングマン』
英語字幕

原題: 런닝맨
製作年: 2012年
監督: チョ・ドンオ
出演: シン・ハギュン、イ・ミノ、キム・サンホ、チョ・ウンジ、オ・ジョンセ

あらすじ: 昼はカーセンターの職員、夜は代行運転で稼ぐ躍中のチャ・ジョンウ (シン・ハギュン) は、若気の至りで出来た息子ギヒョク (イ・ミノ) がいる。父子関係は疎遠だが、ジョンウにとって息子と暮らせる家を持つことが夢。ある晩、代行運転で大金を払ってくれるという客が、車内で死体となって発見され、驚いて現場から逃げたジョンウ。一晩でジョンウは殺人事件の有力な容疑者となり逃げ惑うが、なんとか濡れ衣を晴らそうと走り出す。

=====

本作は 20 世紀フォックスの子会社 FIP (Fox International Productions) がメイン投資に参加した初の韓国映画だそうで、いきなり、20 世紀フォックスのお馴染みの画面が流れるので、ハリウッド映画かと勘違いしそうになりました。

次に驚いたのは、イ・ミノがシン・ハギュンの息子という設定。ハギュがパパなのかと。『ランニングマン』 というタイトル通り、濡れ衣を着せられたハギュパパがひたすら走る、走る...。要は、「逃亡者」 という素材をソウルの街に移して調理したようなストーリーです。

ソウルの街を走り回るわけですから、見知った場所も多く出てきます。たとえば、清渓川沿いのカフェには、何度も行ったことがあるので、俄然食い入るように見てしまったりと、そんな楽しみ方もあるのかもしれません。

本作は、アクション劇といえばそうなのでしょうけれど、20 世紀フォックス的なアクション、つまりハリウッドサイズのアクションからはほど遠く、いつもの韓国映画でよく見かけるアナログな感じのアクション劇です。

そして、アクション劇に比重を置いたのかと思いきや、なんとこの逃走劇が主軸が父子劇だったことに不意を突かれたというか、なんだか肩透かしを食らった気分でした。ダメな親父とスマートな息子で見せる典型的な相互疎通成功物語のようで、面白くないわけではありませんが、パンチに欠けるというか、軸足がぶれているというか、スッキリしない作品でした。

キャラクター構成においても、シン・ハギュンとキム・サンホのキャラクターがややコミカルに描かれていたのですが、妙に笑わそうとする小手先の演出がかえって全体のトーンをシラケさせてしまったのではないかと思われます。


My 評価: ★★


tag: 韓国映画

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