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10 月に観た韓国映画 vol.5


観客動員数 900 万超えと 600 万超え... 今年のヒット作ですが、何がそんなに面白いのかさっぱりわからない...。韓国人じゃないとわからないコードがあるのかもしれませんが...。

「ツ・マ・ラ・ナ・イ」 特集 (笑)。

『관상 / 観相 (原題)』
プサンの劇場で鑑賞。字幕なしの史劇だから理解しているとは言えませんが。船頭多すぎ...

『은밀하게 위대하게 / 隠密に偉大に (原題)』
『レッド・ファミリー』 と同じような南派工作員のストーリーで、やはりキム・ギドクのお弟子さんのチャン・チョルス監督ということで、観てみようと思ったわけですが... zzz



『관상 / 観相』
字幕なし

原題: 관상
製作年: 2013 年
監督: ハン・ジェリム
出演: ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、ペク・ユンシク、チョ・ジョンソク、キム・ヘス、イ・ジョンソク、チョン・ギュス、キム・テウ

あらすじ: 天才観相家ネギョン (ソン・ガンホ) は、義弟ペンホン (チョ・ジョンソク)、息子ジンヒョン (イ・ジョンソク) とともに、山の中に蟄居していたが、妓生ヨンホン (キム・ヘス) の誘いを受けて、漢陽へ向かう。ヨンホンの妓房で人々の人相を観る仕事をするのだ。腕の良い観相家として噂が広がった頃、ネギョンはキム・ジョンソ (ペク・ユンシク) から、司憲府の人材登用に力を貸すように命令を受けて、宮に入る。キム・ジョンソと対立している首陽大君 (イ・ジョンジェ) が謀反を企んでいることを知ったネギョンは、朝鮮の運命を変えようと危険な罠に陥る。

= = = = =

BIFF の最中に、プサンの一般劇場で鑑賞。今年の秋夕の目玉作品だった本作は、現地でまだ上映中で、観客動員数を 900 万超えだそうです。秋夕前後の史劇映画はヒットするという定石があるようですが、『神弓』、『王になった男』 に続き、本作も個人的には駄作のカテゴリーに入ります。

字幕がついておらず史劇なのですべて理解していると言えないことは重々承知の上ですが、『10 人の泥棒たち』を彷彿させる 「船頭多くして船山に登る」 という印象の作品。

これだけキャストがそろえば自然と期待も高まるわけで、イ・ジョンソク以外のキャストに文句をつけるところはないのですが、キャラが濃いとどうしても焦点が散漫になってしまい、結局のところ、落ち着き先が父子のお涙頂戴ブルースだったことに、「えっー、そっち?」 (ガクリ)。

時代背景はドラマ『王女の男』でもお馴染みの癸酉靖難(李氏朝鮮の第 6 代国王端宗の即位 1 年後の 1453 年10 月、国王の叔父にあたる首陽大君 (=世祖) が、キム・ジョンソらを国王側近を殺害して政権を奪取した事件)。

首陽大君と対立するキム・ジョンソに観相家が絡み、首陽大君の謀反を阻止しようと立ち回るのですが、思いきり返り血を浴びてしまうという... 癸酉靖難を新たな視点から斬りこもうという意欲作なのだと思うのですが、どこか空回りしているような感じがしました。

癸酉靖難に至るまでのキム・ジョンソ vs 首陽大君の政敵抗争、観相家ネギョンとペンホンのコミックコンビ、ネギョンとジンヒョンの父子劇。これらをミックスして 「人々の姿」 をさらけだすような構成のように見受けられましたが、この 3 ラインの絡まり方がぎこちなくて、肝心の人々の姿が表層的で惹きつけられるものがありませんでした。

ただし、本作でもっとも見ごたえがあったのは、イ・ジョンジェの首陽大君。もう憎たらしいなんてものではないのですが、なんとも色気があって、女子はこういうワルにめっぽう弱いかもしれません。イメージがどうしてもキム・ヨンチョル先生 (@『王女の男』) だったりするもので (笑)、新鮮な首陽大君像だったのですが、謀反を起こしたときの首陽大君の年齢と現在のイ・ジョンジェの年齢はほぼ同じらしく、首陽大君のイメージ転換をはかる機会になりました。

字幕なしで観たので、字幕が付いたらもう一度観たい... とも思うこともなく。カメラワークや美術など映像は楽しめますよ。ハン・ジェリム監督のこれまでの作品は好きだったのになぁ...。

My 評価: ★★




『은밀하게 위대하게 / 隠密に偉大に』
英語字幕

原題:은밀하게 위대하게
製作年: 2013 年
監督: チャン・チョルス
出演: キム・スヒョン、パク・ギウン、イ・ヒョヌ、ソン・ヒョンジュ

あらすじ: 共和国で革命戦士として育てられたウォン・リュファン (キム・スヒョン)、北朝鮮の南派特殊工作 5446 部隊から、町内一のおバカ者として南に潜入する。歌手志望生として潜入しているリ・ヘラン (パク・ギウン)、高校生として潜入しているリ・ヘジン (イ・ヒョヌ) も同じ部隊に所属し、祖国統一という任務を帯びている。しかし、韓国の下町での生活は何事もなくただ暇な時間が過ぎるのみ。そんなある日、北では南北融和への方向転換に迫られ、スパイ部隊を引き上げて彼らを処刑することを決める。彼らの指導員だったキム隊長は、せめて名誉の自決させてやってくれと懇願、彼らに自決を促すために南へやってくる。

= = = = =

投資家ヨン様の肝煎り企画。ウェブトゥーンを原作として脚色された本作。

あまりにツマラナさすぎて、途中でリタイアしようかと思いました。盛り上がるのはラスト 20 分のみ。それも、キム・スヒョンの 「オンマ恋し」 のお涙頂戴モードで引っ張るだけ。「なんじゃそれ」 という出来。

チャン・チョルス監督といえば、キム・ギドクのお弟子さんであることはよく知られ、殺戮の嵐の血まみれ 『ビー・デビル』 が世界各国の映画祭で鮮烈な印象を残してきましたが、本作には 『ビー・デビル』 の影も形もなく。良いような悪いような (笑)。

脚本に難があることも確かなのですが、キャストもいまひとつでした。キム・スヒョンがいくらドラマで高視聴率を稼いだスターであり、高い人気があっても、映画をリードできるほどの経験値は持ち合わせておらず、何よりも見る者の心を牽引する力、抱擁する力が弱いと思います。

ワタシが勝手に思っているキム・スヒョンという人は、とても器用な俳優。だから、偽装のバボな演技も上手いし、バボから元に戻るカッコいいスパイ軍人の演技も上手いと思います。でも、そこまで。自己完結で終わっているようなところがあるというか、自分のことで手一杯で余裕がないというか。共演者への波動力とか疎通力に乏しいように感じられました。たとえば、相手のリアクションからの反応とか、絡みの巧みさか、間合いとか、そういう関係性で見せる部分がまったく伝わってこないのです。

どうなんでしょう。投資者に遠慮して、監督は投資者の秘蔵っ子にモノが言えなかったとか? そんな下世話な勘繰りを入れたくなるような...。

キム・スヒョンのみならず、北朝鮮の最強の特殊部隊 5446 の若手メンバーも含めて、登場人物たちのあらゆる相関関係が紡がれていく過程が見られず、むしろブツブツと切れたような感じがします。

そして、クライマックスの廃墟ビル屋上のシーン。バックは CG で、いかにも屋上セットを作りましたという手作り感満載で、不自然な雨もじゃんじゃん降り注ぎます。他のシーンと比べると違和感がありすぎて苦笑したのですが、セットのみならず、そのセット上で繰り広げられる話も陳腐。満身創痍の主人公が思い出したように取り出したのは銀行の通帳。なんでここで出てくるのか意味がわからない... と思っているうちに終わってしまいました (笑)。一体、何が言いたいのでしょうか?

『レッド・ファミリー』 と同様の南派工作員ネタということで見比べたかったのですが、『レッド・ファミリー』 にはとうてい及ばない作品でした。

My 評価: ★


tag: 韓国映画

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