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8 月に観た韓国映画 vol.1


8 月に観た韓国映画... 旧作 3 本。

『あきれた男たち』 (再見)
あきれた男たち、というよりも、ちぐはぐな男たち... ぷぷぷ。

『ユリョン』
90 年代末の作品。ちょうど TV で放送していたので観てみました。

『S.I.T. 特命殺人捜査班』
意外とツマラナかった...。



『あきれた男たち』 (再見)
日本語字幕

原題:기막힌 사내들 
製作年: 1998 年
監督: チャン・ジン
出演: チェ・ジョンウォン、ヤン・テクチョ、イ・ギョンヨン、オ・ヨンス、ソン・ヒョンジュ、シン・ハギュン、イム・ウォニ、ユン・ジュサン 

あらすじ: 国会議員連続殺人事件に絡んで、容疑者としてあがってくる男 4 人。それぞれ、事件とは無関係にもかかわらず、その奇妙な行動と、偶然と奇跡と誤解から、警察から目を付けられる。果たして、警察はこの事件を解決できるのか。4 人組の運命は...

= = =

新宿タイニイアリスでチェ・ジョンウォン出演のミュージカル『結婚』を観ようとしたところ、『あきれた男たち』 に出ていたと友人からの情報。そうなんだ... 。本作のこと、あまり覚えていないなと思って再見してみました。

鑑賞後のポイントは、以前鑑賞したときと同じ (コチラ)。

チャン・ジン監督の長編デビュー作であり、シン・ハギュンの映画出演デビュー作であり、チョン・ジェヨンが改名前のチョン・ジヒョンの名でチョイ役で出演していて、オム・テウンが映るか映らないかの端役で出ているという...

この作品の日本語字幕版は、「韓国ドラマスターLIVE 2005/05」(バンブームック) の付録 DVD に 1 本まるごと収録されています。チャン・ジン監督やハギュのファン、韓国映画ファンの間では有名で、付録 DVD 欲しさにこの雑誌を買ったことが懐かしいです。

演劇的なオフビート感に満ち溢れる本作。もともと何ら関係のないチグハグな 4 人が巻き起こすハプニングを積み重ね、かれらの個性を潰すことなく収束していくストーリーの力強さに、あらためて監督の非凡なセンスを感じました。こういう作品をまた見たいんですけどね... (笑)。

My 評価: ★★★☆




『ユリョン』
日本語字幕

原題: 유령
製作年: 1999 年
監督: ミン・ビョンチョン
出演: チェ・ミンス、チョン・ウソン、ソル・ギョング、チョン・ウンピョ、ソン・ビョンホ、ユン・ジュサン
 
あらすじ: 海上強国を夢見る韓国は、極秘に核潜水艦 「幽霊」を航行させる。しかし乗組員は、住民登録上、死者として処理された者ばかり。日本領海に侵入するや、艦内で副艦長の 202 (チェ・ミンス) が反乱を起こす。公海自爆という秘密任務を拒否して日本にミサイル攻撃をしかけようとする 202 と、これを阻止しようとするチャンソク (チョン・ウソン) の闘いが始まる。

= = =

本作を観ようと思った理由は、ちょうど今見ているドラマ 『刀と花』 にチェ・ミンスが出ているので気になったわけです。

チェ・ミンス 37 歳、チョン・ウソン 27 歳、ともに若いですが、とくに驚いたのはチョン・ウソンで、かなり大人っぽい印象だったことです。ちょうど今でいうところのソン・ジュンギ、ユ・アイン、チャン・グンソクたちと同じ年代。比べると、今の若手俳優たちは子供っぽいなと。この作品でチョン・ウソンが演じた役をこなせそうな若手は今いないかもしれません。

90 年代の作品を観る最大の楽しみは、こんな人がこんなところに出てたのね~という発見でしょうか。この作品では、重要な役のひとりにチョン・ウンピョ (ドラマ 『太陽を抱く月』 で王の側に仕える内侍) がいて、あらまぁ、こんなところに。そして、ソル・ギョングがあまり目立たない助演だったことにも軽く驚きました。

さらに驚くことに、脚本はポン・ジュノ監督やチャン・ジュナン監督らの共同執筆。今なら、国際問題に発展しそうな、こんなシナリオを書いていたのですね。

その問題となる内容。この作品の仮想敵国は日本で、潜水艦から日本に核ミサイルをぶち込もうなんて物騒な話なのです。のちのカン・ウソク監督 『韓半島』(2006 年) に続くのではないかと思われるようなハチャメチャな対日妄想劇です。

特定の国を指定せずに、仮想世界の設定にしておけば、潜水艦という閉ざされた世界での乗組員の心理戦などが際立って、このストーリーはもっと面白かったと思います。しかし、中途半端に具体性を帯び、またいつものごとく自分たちにとって都合のよい展開になっているものですから、苦笑せざるを得ません。

ただ、呆気にとられるようなバカバカしいストーリーにもかかわらず、手に汗にぎる緊張感漲る仕上がりになっているところは、ひとえにチェ・ミンスとチョン・ウソンの熱演によるものでしょう。乗組員たちのサブキャラはいろいろあるのですが、この 2 人に絞り切った対決姿勢が鮮明だったことで、ストーリーが散漫にならなかったところはよかったのかもしれません。

仮想敵国という原動力がないと映画が作れない、偏狭な韓国映画界の一端が垣間見えたとでもいいましょうか...。


My 評価: ★★




『S.I.T. 特命殺人捜査班』
日本語字幕

原題: 특수본
製作年: 2011 年
監督: ファン・ビョングク
出演: オム・テウン、チュウォン、チョン・ジニョン、ソン・ドンイル、キム・ジョンテ、イ・ヒジュン

あらすじ: 刑事ソンボム (オム・テウン) は、ある巡査の殺人事件の担当となる。警察はメンツをかけて特別捜査本部を設置、FBI出身の犯罪心理分析官ホリョン (チュウォン) を迎える。ソンボムのパートナーとなったホリョン。事件を追う 2 人の前にたちはだかるのは、警察内部の人間だった。

= = =

地道に足を使って捜査する熱血刑事 (オム・テウン) と FBI 出身の犯罪心理を専門とする博士の称号を持つ若者 (チュウォン) が、殺人事件を追いかけるバディ映画。この作品はそういう作品なのでしょうかね? どうも、そうした 「バディ」 の絆や温もりがあまり伝わってこなかったのはなぜでしょうか? 設定もさることもながら、キャストもいまひとつだったかなと思います。

プロファイラーでありながらほとんど犯罪心理的な捜査がほとんどなく、何のためにこの博士がいるのかと思いきや、父親の恨みを晴らすためで... いかにもなスマートな肩書や振る舞いはなんら意味もなく、ただ怨念を抱いただけの分析官。こういう、とんちんかんな 「私情」 を持ち込まれると、やはりうんざりしてしまいます。

事件を追うにつれ明らかになりそうでならないもどかしさでストーリーをひっぱるも、結局のところ、事件の謎は警察組織の腐敗につながるという、あまりに典型的なプロットにはガッカリしました。

それにしても、冒頭から署長役として顔を出すチョン・ジニョン。いやいや、この方がこんなチョイ役で出るはずもなく。観ながら、もう犯人がわかってしまうという緩い部分もあり。

監督は 『ウェディング・キャンペーン』 のファン・ビョングク。『ウェディング・キャンペーン』 にも、地方における嫁取り問題という、ちょっとした社会問題が扱われていましたが、この作品にも、再開発事業と立ち退きという社会問題が挿入されていたように思えます。すぐに思い出されたのは 2009 年 1 月、ソウル龍山地区の再開発に反対した住民に対する警察の排除行動で、その結果、5 人の住民が亡くなったという事件。

再開発と立ち退き、そして警察や国会議員の汚職... そういう社会背景を連続殺人事件の中にやや強引に織り込み、そこに登場する FBI 出身博士という浮いた設定。チュウォンには罪はありませんが、無理やりカッコよく作ったキャラという感じが否めなく、事件、社会背景、キャラクターに一貫性のないツマラナイ作品でした。

My 評価:★



tag: 韓国映画

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