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6 月に観た韓国映画 vol.3


6 月に観た韓国映画 vol.3 は、DVD で観た 3 本。

『容疑者 S』
うーむ。

『短い記憶』
この作品で注目された若手女優ユ・ダインの演技が初々しい。

『ハハハ』
酒と女のお話ならば、やっぱりホン・サンス監督?!



『容疑者 S』
日本語字幕

原題: 간기남
製作年: 2012 年
監督: キム・ヒョンジュン
出演: パク・ヒスン、パク・シヨン、チュ・サンウク、キム・ジョンテ、イ・ハヌィ、イ・グァンス、チャ・スヨン 

あらすじ: 殺人事件に巻き込まれた不倫事件専門の刑事ソヌ (パク・ヒスン) は停職中。副業で興信所を運営しているが、復職を 3 日後に控えて 1 件の依頼が舞い込む。不倫現場を抑えようと乗り込んだが何者かに襲われ、気付くと 2 体の死体が... このままでは殺人容疑者となってしまう。事件の目撃者は死んだ男の妻スジン (パク・シヨン) だけ。スジンの妖艶な魅力に取りつかれたソヌは、危険な関係に。

= = =

原題 「간기남」 は、간통을 기다리는 남자 = 姦通を待つ男という意味。もともとは 「女人の香り」 というタイトルだったらしいです。邦題は 『容疑者 X』 のパロディかと思わせますが、刺激的な原題からしてお色気満載なサスペンス劇だと思ったら... えっ、コメディなの?

エロなのか、サスペンスなのか、コメディなのか... どれも中途半端で振り切れてもおらず、かといって流れがスムーズというわけでもなく、ストレスがたまります。コミカルシーンの挿入の仕方に違和感を覚え、そこで持ってくるかと。見ていて笑うタイミングを逸してしまうので、さらにストレスがたまるのです (笑)。

コミカル担当は、興信所の助手役を演じているイ・グァンスなのですが、このキャラが漫画的でわざとらしくて鬱陶しい... このキャラはなくてもいいとさえ感じてしまいました。

パク・シヨンが脱いでいるのですが、あれは本人なのでしょうかね? って、そこはいいとして、妖艶な悪女というイメージは、この作品の後のドラマ 『優しい男』 のジェヒに引き継がれていくようです。

監督によると映画 『氷の微笑』 へのオマージュが込められているそうですが、言われなければ気づくことはなく、ほど遠いものです。

ストーリーはそこそこ面白いのですが、キャラの作り方や見せ方に難ありというところでしょうか。映画ならではのスケール感もないので、TV ドラマの延長という感じが拭えませんでした。

My 評価: ★★




『短い記憶』
日本語字幕

原題: 혜화,동
製作年: 2010 年
監督: ミン・ヨングン
出演: ユ・ダイン、ユ・ヨンソク、パク・ヒョックォン、キム・ジュリョン

あらすじ: 高校生のヘファ (ユ・ダイン) とハンス (ユ・ヨンソク) は交際していたが、ヘファが妊娠するとハンスは消えてしまった。5 年後、ハンスはヘファの前に現れ、死んだと思っていた自分たちの子供は生きていると言う。子供が養子縁組されたという事実を知り、ヘファの心は揺れる。

= = =

インディ作品として国際的な映画祭でも評価された本作。

何よりも主演の若手 2 人の繊細な演技が光っています。ユ・ダインは、KBS の短編ドラマ 『普通の恋愛』 でも高く評価され、ドラマ自体も名品でしたが、本作ではより彼女の豊かな感性を見ることができます。

そしてユ・ヨンソク。彼が 『オールドボーイ』 でユ・ジテの少年時代を演じていたことは有名ですが、この人って、なぜかワタシの嫌いなタイプの男性キャラクターを続けて演じるものだからイライラするのですが、要するにこちらがイライラするほど上手いということなのだと思います。たとえば、『建築学概論』 ではスジにちょっかいを出す先輩役、『私のオオカミ少年』 ではパク・ボヨンにまとわりつくイケスカナイ大家...

恋に落ちた 10 代カップル。少女は妊娠、出産するも、少年は雲隠れ。5 年後、男は女の前に現われ、出産直後に死んだと思っていた子供が生きていると告げ、その子に会いたくないかと。失った 2 人の時間と子供を取り戻そうとするかのような展開なのですが、個人的には、こういう若気の至りストーリーがとても苦手。

この若気の至りの部分は珍しくもないステレオタイプな話で、それが再生につながることも容易に想像できてしまいました。ただし、背景や心象風景で捨てられた街や捨て犬が絡んでいてストーリーに厚みが出ています。苦手なストーリーではあったのですが、そういうサイドの描写に起伏があって説得力が感じられたこともあって、苦手意識が少し消えました。

ラブストーリーというよりは、子供から大人への成長物語という位置づけでしょうか。演者たちの表情もいいし、それをとらえるカメラの視線もいいし、伝わってくるものも直感的だったり間接的だったりと単調ではなく、総体的にはまとまりのいい作品だと思います。

My 評価: ★★★☆




『ハハハ』
日本語字幕

原題: 하하하
製作年: 2009 年
監督: ホン・サンス
出演: キム・サンギョン、ユ・ジュンサン、ムン・ソリ、イェ・ジウォン、キム・ガンウ、ユン・ヨジョン

あらすじ: カナダへの移民を決心したムンギョン (ユ・ジュンサン) は、先輩のジュンシク (キム・サンギョン) に会う。2 人とも同時期にトンヨンにそれぞれ旅行しており、マッコリを酌み交わしながら、トンヨンでの出来事を語り合う。
第 6 3回 カンヌ国際映画祭 ある視点 グランプリ

= = =

同じ時期に同じ土地で進行する 2 人の男の別々の出来事を並行して交錯させながら見せる本作。同じ時間と空間を並行して別々に描いたものは、同じホン・サンス監督の 『カンウォンドの恋』 にもあったかと思います。こちらの方がさらに複雑です。別々に行動していながら、実は近いところにいるも、お互い出くわしそうで出くわさない、その微妙な距離感がなんともこそばゆいのです。

本作は、男同士が酒を酌み交わしながら、ああだこうだと女たちとの出来事をウダウダと話す... その一部始終を再現フィルムで見せているようなものなのですが(笑)。現時点の出来事つまりムンギョンとジュンシクが酒を酌み交わすシーンは、モノクロのストップモーションで、過去の出来事つまりトンヨンでの出来事は、通常の映像でまるで現在進行形のように見せているところが逆説的で心憎いです。

舞台となるトンヨン。港町の風景がとても魅力的でした。トンヨンと言えば、ドラマ (『パダム、パダム』、『優しい男』) でも登場する有名なロケ地ですが、ドラマで見せる画はいかにも風光明媚な風景が切り取られることが多いのに対して、映画では生活感があふれる自然な画が切り取られていて、ドラマと映画では、この町のイメージが全く異なるので面白いなと思いました。

ホン・サンス監督らしい作品なので、このウダウダ話に付き合おうじゃないかと思える人にとってはかなり面白いと思います。ワタシは好きなんですけどね。

My 評価: ★★★★



tag: 韓国映画

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