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K ミュージカル 『風月主~美しきファランの禁断の愛』 観劇記

六本木にあるアミューズ・ミュージカルシアターにて、韓国ミュージカル 『風月主~美しきファランの禁断の愛』 を見てきました。

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観賞日:6 月 27 日 (木) マチネ

演出:イ・ジェジュン
脚本:チョン・ミナ 
作曲:パク・ギホン

出演:
イ・ジュガ ン → ヨル (ファラン、ジンソン女王のお気に入り)
キム・ジェボム → サダム (ファラン)
キム・ジヒョン → 女王ジンソン
パク・ソンファン → ウンジャン (ファランたちの統率役)
メン・サンヨル → グンゴム (ファラン)

あらすじ:
架空の古代、新羅。妓楼では男性妓生(ファラン)が女性たちに喜びを与える。ジンソン女王の寵愛を受ける妓生ヨルは、禁断の恋とをは知りながら同僚サダムへの思いを募らせている。サダムの存在を疎んじた女王ジンソンは、ヨルからサダムを遠ざけようとしてサダムを脅迫する。絶対的な君主である女王とサダムとの間で葛藤するヨル。そしてサダムの選択は...
公式サイト

 
昨年韓国で人気を博した作品だったので、ぜひ見ておきたいと思っていた作品がこの 『風月主』 でした。ただ、韓題の 『風月主』 のままでいいのに、まるでハーレクインロマンスような邦題に苦笑。この苦笑が、落胆へ続くとは思いもよりませんでしたが...

これまでも観た韓ミュを端から斬ってきたような気がしますが、今回も辛口です。だって満足度が低いので仕方ありません。ワタシのように辛口ばかりの観賞者もいれば、どんな演目もひたすら絶賛する観賞者もいるので、本当のところは観ないとわからないということです。少なくとも韓タメライターの絶賛レビュー記事や情報には惑わされないほうがいいと思います。

舞台は生モノですから、日によって出来の善し悪しがあるのは仕方ないとしても、ワタシが鑑賞した日は偶々?なのでしょうが、とても出来が悪い日だったようです。上から目線で申し訳ないのですが、正直、友人にお勧めできるようなレベルの作品ではありませんでした (きっぱり)。

ストーリーはオリジナルでシンプル。架空の新羅時代を設定していることもあり、韓国らしいフュージョン題材だと思います。また古代をモダンな衣装とセットで見せようという試みも斬新だと思います。

シンプルなだけに、2 時間かけてそれだけしか語れないのかという薄っぺらさも拭えません。「ファラン」 と聞くと、映画 『霜花店』 やドラマ 『善徳女王』 にも登場した美しき戦闘士というイメージがつきものですが、この演目では女を接待する男娼に過ぎないため、そのギャップにも戸惑います。男性の妓楼という施設の背景説明はどこにもないので想像力を働かせるしかありません。語りすぎないことで観客の想像力を利用する手法なのか、単に説得力のある見せ場を作れないのか、よくわかりませんが...。

演劇的な要素が濃く、いっそのこと演劇として骨太な人間ドラマに仕立て上げた方が、音楽で流してしまうよりも良いのではないかとさえ思いました。演劇とミュージカルの間にある中庸な部分のモヤモヤ感がずっと残りました。

セットは工事現場の足場を組んだような仕様で、空間の使い方には工夫が凝らしてあって面白いなと思いました。もったいないと思ったのは、バタバタと舞台を動き回り階段を登る足音が耳障りだったことで、粗雑な感じがしました。

衣装についてもセットとの調和を考えると、そのチャレンジ精神は理解できるのですが、モダンなのか、チープなのか... ひとりひとりのキャラクターを生かすようなデザインがあってもいいのかなと。

総体的に、登場人物が少ないにもかかわらず動きがこなれていないというか、無駄な時間が多いというか、練り切れていないものを感じました。

音楽の面では、特にメロディラインが美しく、抒情性に富んだ歌詞 (日本語訳) も良かったのですが、何よりもお得意の歌唱力がそこそこ上手いという程度でイマひとつだったことが残念でした。主人公 2 人の声の伸びやかさや艶を楽しめず、どうしちゃったの?と思いました。

辛口ばかり書き並べましたが、誰がどうとか、歌唱力云々というよりも、結局のところ伝わってくるものがなかったことが最大の心残りでした。


ミュージカルに限らず、映画や演劇や公演でも、満足度の高い作品にはなかなか巡り会えないもの。性懲りもなくまた別の作品も見に行くと思いますが、そろそろ、大満足という韓ミュに出会いたいものです。




tag: 韓国ミュージカル

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