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5 月に観た韓国映画 番外編 vol.2

韓国映画ではありませんが、韓国映画の監督や俳優が出演した作品を 3 本鑑賞。

韓国映画界のみならず、日本でも欧州でも、複数国の制作会社による合作や、俳優たちもボーダレスに行き来する作品が増えてきましたね。

『イノセント・ガーデン』
パク・チャヌク監督の新作にして、初ハリウッド進出作。

『ラスト・スタンド』
キム・ジウン監督の新作にして、初ハリウッド進出作。ダニエル・ヘニーが出演していてビックリ。

『グランド・マスター』
分量は少ないものの、印象に残る登場だったソン・ヘギョの出演作。




『イノセント・ガーデン』
日本語字幕

原題: Stoker
製作年: 2012 年
製作国: アメリカ
監督: パク・チャヌク
出演: ミア・ワシコウスカ、マシュー・グード、ニコール・キッドマン

あらすじ: 18 歳の誕生日を迎えたインディア・ストーカー (ミア・ワシコウスカ) に謎めいた鍵が届き、インディアの唯一の理解者だった父が交通事故で亡くなる。美しい母イヴリン (ニコール・キッドマン) とは何ひとつ分かり合えない。父の葬儀に、長年行方不明になっていた叔父のチャーリー (マシュー・グード) が突然姿を現す。その日からインディアたちはチャーリーと一緒に暮らすことになるが、彼女の周囲で次々と人々が姿を消していく奇妙な事件が起こり始める。

= = =

パク・チャヌク監督の舞台挨拶付き試写会にて鑑賞。監督の来日は、2009 年東京フィルメックスでの 『渇き』 以来とのこと。

ミステリアスなストーリー展開ですが、冒頭とラストが重なり、わかりやすい内容です。監督の過去作品と比べると、血の量は断然少なく、目を背けたるようなシーンもなく、見ていてもわからないような迷路もありませんでした (私的には...)。

監督もそうした点について触れていて、ストーリーがシンプルなだけに余白の部分が多く、自分の世界観を映像に込めることができたそうです。

インディアが持つあらゆる感性 - 視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚 - が見ている者に突き刺さってくるほど、その感性の刃先が研ぎ澄まされていることがわかるような、緻密さで描かれていました。どのカットを抜き出しても画になり、映像の美しさが際立っていました。

謎の男である叔父のチャーリーが、インディアのとイヴリンを惑わしていくのですが、彼が引き出してくるものは官能ではなく残酷さ。チャーリーは、インディアの残酷さを目覚めさせてしまったのだから、ああ、この作品のテーマのひとつは、やはり血なのかと...(血の海はありません)。やはりパク・チャヌク作品なんだと認識。

そして、その残酷さは、変態であるとか精神の倒錯であるとか一刀両断に非難できない脆さが見えて、もしかすると誰の心にも内在しているのかもしれないと思わせ、ぞっとしました。

My 評価: ★★★




『ラスト・スタンド』
日本語字幕

原題: The Last Stand
製作年: 2013 年
製作国: アメリカ
監督: キム・ジウン
出演: アーノルド・シュワルツェネッガー、フォレスト・ウィテカー、ジョニー・ノックスヴィル、ホドリゴ・サントロ、ジェイミー・アレクサンダー

あらすじ: 元ロス市警の麻薬担当刑事オーウェンズ (アーノルド・シュワルツェネッガー) は、メキシコ国境付近の小さな街の保安官として静かな週末を過ごしていた。そんな折、移送中の凶悪麻薬王コルテスが逃走、メキシコ国境に向かっていると FBI から連絡を受ける。SWAT の応援も間に合わず、十分な武器も持ち合わせない中、オーウェンズは戦闘経験のない部下と、素人同然の仲間でチームを結成、街を通過するコルテスを阻止すべく、最後の砦となる。

= = =

劇場で見るつもりはなくて DVD 待ちを決め込んでいたのですが、ご覧になった方の間で意外と評判が良いのでやはり見ておくことに。とても面白かったです。

シュワルツェネッガーが出演ということも、敬遠した理由の一つだったのですが、それはどうしても彼につきまとうイメージのせいで、新しい彼の一面を見られたこともこの作品を見て良かったと思えた収穫でした。

国境付近ののんびりとした田舎町が大事件に巻き込まれ、正義の味方が悪漢を許さないという、ハリウッド型の勧善懲悪が軸になった現代版西部劇風の保安官ヒーローものとも言えますが、とにかく展開がスピーディーで飽きさせず、緩急の付け方も絶妙でした。

トウモロコシ畑のカーチェース、最高! トウモロコシがバシバシと車のフロントウインドウにぶつかってくる音を聞きながら、GO!GO! と心の中で叫んでしまいました。

アクションのカメラアングルや新旧とりまぜた銃器の扱いは、監督が最も得意とするこだわりだけあって堪能できました。僭越ながら、キム・ジウン監督作品の中で一番良かったです。脚本は他の人が書いたものの方がいいのかも...なんて、大きなお世話ですね。

音楽のセンスもいいなと思ったら、監督といつも仕事をしているモーグでした。やっぱりね。そして、FBI の捜査官の中にイケメン発見!! ダニエル・ヘニーでした (笑)。

My 評価: ★★★☆




『グランド・マスター』
日本語字幕

原題: The Grandmaster / 一代宗師
製作年: 2013 年公開
製作国: 香港
監督: ウォン・カーウァイ
出演: トニー・レオン、チャン・ツィイー、チャン・チェン、マックス・チャン、ソン・ヘギョ

あらすじ: 1936 年、中国。北の八卦掌の宗師《グランド・マスター》、ゴン・パオセンは引退を決意、跡継ぎに一番弟子のマーサン (マックス・チャン) を指名する。パオセンは南の佛山で引退試合を開き、自分に勝った“真のグランド・マスター” に、自分がやり残した南北統一の使命を任せようとするが、野望を抱くマーサンは南の各流派を潰しにかかり、怒ったパオセンに佛山から追い払われる。パオセンの娘で、奥義六十四手をただ一人受け継ぐゴン・ルオメイ (チャン・ツィイー) も、父の反対を押して名乗りを上げる。一方、南の武術界からは詠春拳の宗師イップ・マン (トニー・レオン) が送りこまれる。

= = =

プレミア試写会にて鑑賞。ウォン・カーウァイ監督にがっちり握手していただたので、その時点でこの作品の評価は上がってしまったような気がします。

一体いつになったらお目見えするのかと、長年、ファンをやきもきさせた作品で、ようやく来たかと感慨もひとしおでした。とにかく、ひたすらカンフーを楽しむ作品と言えそうです。

こちらの流派やあちらの流派と、実在のキャラクターを含め、グランドマスターたちが自慢の型を披露してくれます。ストーリーとしては、日中戦争前後のカンフー勢力図の歴史をただ追っているというだけなの? ということが、最後になってようやくわかりました。

なぜならカミソリ (チャン・チェン) は、イップ・マンと絡まないし、ルオメイと絡むのかと思いきや進展なしだし... これはグランドマスターたちの群像劇だったのかと。

イップ・マンは、『葉問 - 序章』 でイップ・マン役だったドゥニー・エンがはまり役だったので、どうしてもそれを引きずってしまうなと思っていたのですが、やはりトニー・レオンは立っているだけで空気を変えてしまいますね。

イップ・マンの妻役だったソン・ヘギョ、映りこみがとても美しかったのですが、セリフは一つだけでしかも吹き替えというなんとも微妙な待遇でした。

My 評価: ★★★☆ (甘いです)


tag: 映画 韓国映画

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