スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『宮廷女官 若曦』 全 35 話 視聴完了 戯れ言

華流ドラマ 『宮廷女官 若曦』(原題: 歩歩惊心/歩歩驚心) 全 35 話、見終わりました~。

jakugi_poster.jpg


ある日、交通事故に遭った現代の女性張暁がタイムスリップして、18 世紀初頭、康熙帝が支配する清の時代へ。彼女は馬爾泰 若曦 (ルォシィ) として生きることに。本作は、タイムスリップという仕掛けに加えて、彼女が出会った康熙帝の 9 人の皇子による後継者争い “九王奪嫡” という史実に基づいたストーリーになっています。

清王朝の三名君と謳われた康熙帝・雍正帝・乾隆帝。そのうち、康熙帝、雍正帝時代をこのドラマでは扱っています。

清王朝ものは、以前 NHK で放送された日中合作ドラマ 『蒼穹の昴』 も観たし、中国映画でもいくつか。辮髪にも抵抗もなく、清王朝の絶頂期の紫禁城のセットや衣装も美しくて堪能できました。

全編を通して、タイムスリップした女性主人公のルォシィがなかなか愛らしいキャラクターだったこともあり、とても面白く見ました。最初は次から次へと顔を出す皇子たちに困惑しましたが (笑)、徐々に、誰がお好み?ってことになり、皇子たちのキャラクターもそれぞれしっかりしたものでした。

ワタシのお気に入りは 14 皇子なのですが、人格としては 13 皇子が好きです。4 皇子はカリスマがありすぎて、ルォシィじゃないけど近寄りがたくてちょっと怖い、でもキニナル存在...。八賢王と呼ばれた 8 皇子ですが、賢王らしさがあまり伝わってこず...(笑)、イケメン 9 皇子はルォシィとの接点がなかったのでぞんざいな扱いだったのがもったいなく、10 皇子はスルーということで (笑)。

以下、ワタシの戯れ言です。



豪放磊落 No. 13

bubujingxin_07.jpg
蒙古王の娘 敏敏 と 第 13 皇子


ドラマの筋書きに今さらちゃちゃを入れても詮無いことなのですが、見終わってまず思ったのは、ルォシィ、愛する相手を間違ってるよ、という感想に落ち着きました (笑)。

ルォシィの一番の理解者は、どうみても 「知己」 の 13 皇子。ルォシィが自由で束縛されない生活を求めていたとしたら、相手は 13 皇子でしょう。ルォシィが最初から 13 皇子を選んでいれば、自身も辛い思いをすることなく傷つくことなく、13 皇子も幽閉されなかったでしょうに... 。

そんな展開だったらドラマになりませんね(笑)。もっとも 13 皇子が受け入れたかどうかはわかりませんが...

友人、知己を強調していた 2 人だけど、「命知らずの 13 弟」 と呼ばれた豪放磊落な 13 皇子をもじって 「命知らずの 13 妹」 と呼ばれたルォシィと 13 皇子は、似たもの同士だったと思うのです。ルォシィが 13 皇子に心を開くのは、「(13 皇子が) 決して強要したり、利害関係を持ち込まないからだ」 と言っていましたけど、確かに 13 皇子は知っていても余計なことは言わないし、必要とあらば、身を投げ出すし、対立している相手の立場も理解しようとする... 彼が信頼のおける男だというのはよくわかります。

bubujingxin_08.jpg
若曦 と 第 8 皇子


ルォシィが付き合った 2 人の皇子、4 皇子と 8 皇子はいずれも権力欲が強すぎる男たち。ルォシィは歴史を知っていたわりには、わざわざ対立している犬猿の仲だった 2 人と付き合い、波乱の道を選んだような気がします。

それでも、一番おかしかったのは、皇太子がルォシィとの結婚を皇帝に頼んだとき。ルォシィ、ショックのあまり倒れてしまいましたが、そこまで毛嫌いしなくても... いや毛嫌いする気持ちもわかります (笑)。結婚の許可が下りないように、具合が悪くても薬も飲まず故意に回復しようとしない頑固さに、見舞いにやってきた皇子たちも唖然。ルォシィったら、4 皇子に助けを求めて必死に目で訴え、ギュッと 4 皇子の腕を握っていましたね。そういうときだけ、自分に好意を持っている 4 皇子を利用するのかと...したたかな面もありました。

この時は、皇太子以外の皇子たちが手を組んで、ルォシィを皇太子から守りましたが、ルォシィのためなら、みんな団結できるんじゃない? まぁ、裏ではいろいろあったわけですが。



冷徹カリスマ No. 4

bubujingxin_04.jpg
若曦 と 雍正帝


ルォシィの愛らしいキャラクターが好きでしたが、後半、ちょっとカチンと来たこともありました。

9 皇子の不正が発覚したとき、「不正は断罪すべき、容赦すべきでない」 と 4 皇子に言ってましたよね、ルォシィ。のちに、雍正帝 (4 皇子) による粛清が行われ、その中で玉檀 (ルォシィの侍女) が 9 皇子の手先でスパイ行為を働いていた罪で処罰されたとき、確かに雍正帝のやり方は容赦がないけれど、ルォシィは自分の言葉を忘れたのかと、自分の侍女には温情をかけてもらえると期待していたのであれば、それは甘いと思いました。

義と情に厚い 「命知らずの 13 妹」 かもしれないけど、雍正帝に義と情がなかったわけではなく、玉檀には最大のはからいがあったという 13 皇子の言葉には説得力があったと思います。玉檀はルォシィを欺いていた訳ですから、玉檀のことが、雍正帝を避ける理由のひとつになったことはちょっと理解できなかったですね。

もっともルォシィにしてみれば、自分の存在そのものが他人を巻き込んでいくことにいたたまれない気持ちだったのだと思いますが、それもルォシィが雍正帝と関わりを持ったことから始まったこと。だいたい、康熙帝から後継に指名されたと 4 皇子が宣言したとき、誰もがたじろいだのを尻目に、いのいちばんに 「皇帝陛下」 と平伏したのはルォシィ、あなたじゃないかと (笑)。

bubujingxin_03.jpg
若曦 と 第 4 皇子


ルォシィが雍正帝に宛てた最後の手紙に 「第 4 皇子が好きでした」 としたためられていたように、結局、ルォシィは、4 皇子の理解者であったけれど、雍正帝の理解者ではなかったように思います。

ニッキー・ウーの雍正帝役はアタリ役じゃないでしょうかね。最初に登場したときから強烈なカリスマを放っていて、8 皇子が勝てる相手じゃない... と (笑)。

ルォシィに贈り物攻撃をしたり、デコピンされたり、尾っぽ...じゃなかった辮髪をつかまれたり、腕枕をして肩が痛くなったり... と、ルォシィと 4 皇子とのエピソードは微笑ましいものから、切ないものまで色々ありました。



麗しの才子 No. 14

bubujingxin_05.jpg
第 13 皇子の愛人 緑蕪 と 第 14 皇子


終盤、逃げるように紫禁城をあとにするルォシィ。ここで 14 皇子の好意、恋心を利用するのは許せない... と思った 14 皇子びいき のワタシ。

「宮廷から出たければ助けになるよ」 と 14 皇子は何度かルォシィに言っていたので、きっと 14 皇子がルォシィを連れ出すのだろうと思っていました。14 皇子はルォシィとの結婚の許可を先帝から得ていたにもかかわらず、誰にも言わず、振りかざすことなく、ルォシィの心をずっと待っていたのではないでしょうかね。

ルォシィからの 「受け入れる」 という伝言を聞いた 14 皇子は嬉しそうでしたが、ルォシィが 14 皇子とは 「形だけの結婚だから...」 と、まるで安全パイのように 14 皇子を駒として動かしたことが、ワタシはとっても気に入らないのです!!!

確かに 14 皇子はルォシィの心に雍正帝がいるのを知っているから強制しないけれども、それじゃ 14 皇子の気持ちはどうなるのよ~~。「結婚なんて、屋敷に囚われる身になるだけだからイヤ。それならば、いっそ美しい紫禁城で暮らした方がマシだ」 と言っていたルォシィ、最愛の雍正帝とともに暮らすことができても、紫禁城に縛られるのはイヤで自分から宮廷を出たくせに、やっぱり会いたいと... 自分勝手じゃありません?

ひたすら雍正帝を待つルォシィの最期を腕の中で看取った 14 皇子の姿は、もう涙なくしては語れません.. (号泣)。


bubujingxin_01.jpg
幻想の若曦


個人的にはこのドラマ、4 皇子が雍正帝に即位するまでの方が面白かったような気がします。雍正帝が即位してからは、勝負に決着がついてしまったこともありますが、ルォシィからも、皇子たちからも笑顔が消え、すべてが暗い...

それにしても、なぜかみんなルォシィ、ルォシィと彼女に夢中になるドラマでした。それは、一夫多妻制であっても、結婚は皇帝から下賜されるものであり、自由意思や好みが尊重されないペアリングが行われていた当時、彼らが心を動かされる相手、心惹かれる相手との出会いに飢えていたからではないかと思います。

ルォシィが持ち込んだ現代的な感性や思考回路は、皇子たちにとって新鮮で心惹かれるものだったに違いありません。自分もタイムスリップしたらと、やはりロマンをかき立てられるものがありますが、歴史を知っていたとしても、人の心は思うようにならないし、男と女はいつの時代も厄介なものだったりするのですね。

14 皇子の汗をルォシィが拭ったとか、密偵からの些細な報告で嫉妬に狂う雍正帝。広大な領土を治める君主にしては、あまりに心が狭いぞ... と思ったのですが、最後に紫禁城にひとり立ちすくむ孤高の皇帝は、絶対的な権力を手にしても埋めることのできない心の空虚を抱えたひとりの寂しげなただの男でした。

ドラマの余韻は、4 皇子が好きなお茶 太平猴魁で一服しながら...

tea_01.jpg
tea_03.jpg



tag: 宮廷女官 若曦

コメント:

コメントの投稿


非公開コメント:

プロフィール

lotusruby

Author:lotusruby
当ブログ内での画像・動画は個人で楽しむ範囲で掲載しており、記事文中は敬称略とさせていただきます。

ブロガーさんとのリンクは歓迎ですが常識の範囲でお願いいたします。また、Twitter への記事リンクは事前にご照会いただけると幸いです。さりげなく拍手をくださる方、ありがとうございます。

なお、旧館からの移行記事 (2012年3月以前) はうまく反映されていないものがあります。

twitterwidget
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。