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3 月に観た韓国映画

今月観た韓国映画は 5 本。

『依頼人』

『エイリアン・ビキニの侵略』
オ・ヨンドウ監督の新作 『探偵ヨンゴン 義手の銃を持つ男』が 3 月 22 日から日本公開! その前に観ておかねば~と。

『私は王である!』
もうすぐ日本でも公開されますが、一足お先に~。

『간첩 / スパイ (原題)』

『私のオオカミ少年 拡張版』 
何度見ても涙腺制御不能 (笑)。


以下、感想のまとめです。

 
『依頼人』
日本語字幕

原題: 의뢰인
製作年: 2011 年
監督: ソン・ヨンソン
出演: ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョク、ソン・ドンイル、ユ・ダイン

概要: 結婚記念日の夜、家に帰って来たハン (チャン・ヒョク) を迎えたのは、妻 (ユ・ダイン) ではなく刑事だった。ハンは、死体なき殺人犯の容疑者なのだ。ハンを弁護するスター弁護士のカン (ハ。ジョンウ) は、不審な点を洗い出し、事件の担当検事アン (パク・ヒスン) と対峙する。

= = =

良質な 2 時間サスペンスドラマを観た感じで、ストーリーには反転もあり面白かったです。それでも法廷モノを映画館で観るのは、退屈この上ないと思うことが多いので、DVD で観ると、お得感がありました。

まるで陰謀を企んでいるかのように状況証拠だけで容疑者を犯人に仕立て上げようとする検察と、状況証拠だけでは容疑者を犯人とするには不十分だとする正義の弁護士との闘いのようなガチンコな構図を見せながら、容疑者、検事、弁護士のトライアングルが明確に描き出されていました。

違法すれすれあるいは抵触気味 (?) という、決して清廉で潔癖ではない捜査方法は、韓国のクライムサスペンスの特徴とも言えますが (笑)、法廷での双方の論破という点ではやや甘い感じで、ラストの弁護士と検事のやり取りもやや腰砕けな感じでした。

また、ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョクと人気俳優を立てているものの、彼らはそつなくこなしている感じで、キャラといい映画全体の雰囲気といい、フツーすぎて物足りなさも。

本作は、ソン・ヨンソン監督の 2 作目。前作 『略奪者たち』 は、人と人が入り組んだサスペンスかと思わせるようなドラマ仕立てのインディ作品でしたが、商業作品ともなると、不可解さや毒気がすっかり消えてしまうのね。

My 評価 : ★★




『エイリアン・ビキニの侵略』
日本語字幕

原題: 에일리언 비키니
製作年: 2011 年
監督: オ・ヨンドウ
出演: ホン・ヨングン、ハ・ウンジョン

概要: 真の愛を求めて 30 年間貞操を守ってきたピュアな青年ヨンゴン (ホン・ヨングン) と、純潔の精子を手に入れるためあらゆる手段で男を誘惑するセクシーなエイリアン美女モニカ (ハ・ウンジョン) の攻防戦を描いた SF サバイバル・コメディー。2011 年 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアター・コンペティションにてグランプリ受賞。

= = =

ゆうばりファンタで話題になったと聞き及んでいた B 級 SF 作品。決して一般受けすることはなく、韓流スターお出ましのウララかな映画がお好きな方にはおすすめしません。実験的な作品ともいえるので、正攻法の切り口で観てしまうと、何の面白さも伝わってこないと思います。

童貞の青年から純潔の精子を何とか手に入れようとエイリアンが必死に誘惑するも、童貞青年はちっとも応えてくれない... そのうち、エイリアンから地球を救おうとする警察が追ってくるというあまりにバカバカしいストーリー展開なので、上っ面だけを観ていると何のことやらさっぱりわからないと思います。

上映時間 75 分という長すぎない中編的な収まりの中に、「時間の感覚」を問うシリアスな核が埋め込まれていて、個人的には面白く観ました。

My 評価 : ★★★




『私は王である!』
英語字幕

原題: 나는 왕이로소이다
製作年: 2012 年
監督: チャン・ギュソン
出演: チュ・ジフン、ペク・ユンシク、ビョン・ヒボン、パク・ヨンギュ、イム・ウォニ、キム・スロ

概要: 強権を誇る太宗 (パク・ヨンギュ)は、不出来な皇太子ヤンニョン (パク・ヨンギュ) の代わりに、本に埋もれて暮らす三男チュンニョンを後継にする勅命を下す。皇太子の地位を負担に感じたチュンニョン (チュ・ジフン) は、王宮からの脱出を決心し塀を乗り越える。同じころ、チュンニョンと瓜二つの奴婢トクチル (チュ・ジフン) は、逆賊の家族として捕らわれた令嬢を救うために宮廷へ出向くが、塀の下で気を失って倒れてしまい、目を覚ますと宮廷の中に。

= = =

本作は、『王になった男』 同様、「王子と乞食」をモチーフとした作品。両作がなぜ同時期に制作・公開されたのかは今もって不思議。

監督は、ワタシも大好きな 『僕たちの落第先生』 のチャン・ギュソンとあって、最初から最後までブレのない一貫したコメディ。ここが、中途半端にあざといコメディを呈した 『王になった男』 とは根本的に違うところ。

コメディ仕立ての聖君世宗については物議をかもしたそうですが、結局、どの王様映画も王様ドラマもストーリーの行きつく先は同じ... 民のため... とか言っちゃってね。

面白いことは面白いのですが、ややパンチ不足で平坦なコメディにまとまってしまったところが残念でした。チュ・ジフン推しでは力不足ということを露呈してしまった感があり、脇を固める重鎮たちや、イム・ウォニやキム・スロといったコメディのプロたちをもう少し上手く使って欲しかったなと思ってしまいました。

My 評価 : ★★




『スパイ』 (原題)
英語字幕

原題: 간첩
製作年: 2012 年
監督: ウ・ミノ
出演: キム・ミョンミン、ヨム・ジョンア、ユ・ヘジン、ビョン・ヒボン、チョン・ギョウン

概要: 北朝鮮から韓国に潜入して 22 年目になるスパイ、キム課長 (キム・ミョンミン) は、物価上昇で生活も苦しいが、家族を守るために必死に生きている。ある日、10 年ぶりに北朝鮮の司令を受け、冷酷暗殺者チェ部長 (ユ・ヘジン) がやってくることに。スパイ仲間のカン代理 (ヨム・ジョンア)、ウ代理 (チョン・ギョウン)、ユン・ゴムン (ピョン・ヒボン) を招集するが、司令遂行と同時に、生活のため一発儲けようと二重作戦を思いつく。

= = =

スパイ劇と聞き、シリアスなストーリーかと思ったらコメディでした。長きにわたり韓国に潜入して生きてきたスパイたちは、日々の生活に追われる一般市民と同じでおカネには目がないのです。久々に本国から受けた指令を、迷惑がりながらも従わざるをえず...という展開です。

素材としては面白いし、キャストも揃っているのですが、なにせ最初からリズム感が悪いのです。2 時間も満たない作品なのに、登場人物の人物紹介だけで冒頭 30 分ぐらい使っていて、この緩いスタートでくじけそうになりました。

コメディ演技をやらせたらピカいちのユ・ヘジンが、にこりともしないシリアス担当。そして、中盤過ぎから 『IRIS』 並みのアクション満載のシリアス劇にトーンが変わり、コメディの中にシリアスを挿入してメリハリを効かせようとしたのか、それでも終わってみたら、ファミリードラマだった?という感じで、緻密な積み上げがないのに振れ幅が大きすぎて、観ながら流れに乗れませんでした。。

My 評価 : ★☆




!!! ネタバレあり !!!
『私のオオカミ少年 拡張版』
英語字幕

原題: 늑대소년 확장판
製作年: 2012 年
監督: チョ・ソンヒ
出演: パク・ボヨン、ソン・ジュンギ、チャン・ヨンナム、ユ・ヨンソク

概要: 家族と共に閑静な村に引っ越してきた少女スニは、暗闇に隠れる少年を発見する。この少年にチョルスという名を与えて家族と暮らすことに。野生的な目つきで人間らしくない行動を取る少年のことが気になるスニは、食べ物を目の前にしても待つこと、服を着ること、文章の読み書きなど、人間らしく生きる術を教えていく。そんなある日、少年は隠していた野性の本能を剥き出しにし、村人の恐怖の対象となっていく。

= = =

拡張版はラストシーンが異なるだけかと思っていたのですが、通常版と比較すると後半でちょこちょこ編集が変わっていました。

最も異なるところはやはりラストシーンです。老女スニが少女スニと入れ替わるのですが、これは入れ替わらない方がいいですね。チョルスとスニの間にどれほどの時間が流れたかということ、チョルスがスニを待ち続けた年月がどれほど長かったかということがわかる方がいいと思います。

ちなみにこのシーンに関しては、コメンタリーではパク・ボヨンもソン・ジュンギも通常版の方がいいと言っています (笑)。

また、チョルスは言葉が話せないので、初めて言葉を口に出す瞬間がある意味クライマックスのひとつ。ですから、子供たちとヤギに紙を食べさせて遊んでいたら、おじさんに見つかりそうになって倉庫の裏に隠れ、めぇぇと鳴声を真似ようとするシーンも、可愛らしいエピソードで確かにもったいないのですが、そのシーンもやはり不要ですね。

通常版と拡張版のどちらが良いかと問われたら、迷わず通常版を選びます。

My 評価 : ★★★


tag: 韓国映画

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なお、旧館からの移行記事 (2012年3月以前) はうまく反映されていないものがあります。

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