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『彼らが生きる世界』 全 16 話 視聴完了

現在視聴している 『その冬、風が吹く』 と同じノ・ヒギョン作家が書いた 『彼らが生きる世界』 全 16 話 (テレ朝 Ch) を完走しました。ちなみに演出家も 『彼らが生きる世界』 ではセカンドPD だったキム・ギュテが、『その冬~』 のメインPD を担当しています。

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このドラマは、以前にもあちこちのチャンネルで放送されていてチラ見することはあったのですが、1 話でも録画し忘れたり見逃すとどうもアウェーな感じになってしまうので、いつかちゃんと観ようと思っていました。たまたま テレ朝 Ch で集中放送があったので、これなら録画忘れもないだろうと... ようやく全話完走。

いやいや... 全編観ることができた自分を褒めたい (笑)。その理由は...

以下、詳細なあらすじ等にはふれていません。全体の感想など...




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彼らが生きる世界 / 그들이 사는 세상』(KBS)
全 16 話 2008.10.27 ~ 2008.12.16
公式サイト 

演出:ピョ・ミンス、キム・ギュテ
脚本:ノ・ヒギョン

出演:
ソン・ヘギョ → チュ・ジュニョン(ドラマ監督)
ヒョンビン → チョン・ジオ (ドラマ監督)
オム・ギジュン → ソン・ギュホ (ドラマ監督)
ペ・ジョンオク → ユニョン (女優)
キム・ガプス → キム・ミンチョル (ドラマ局 局長)
キム・ヨジン → イ・ソウ (作家)
チェ・ダニエル → ヤン・スギョン (ドラマ助監督)
ソ・ヒョリム → チャン・ヘジン(新人女優)
チャ・スヨン → イ・ヨニ (ジオの元恋人)
イ・ダイン → キム・ミニ (ドラマ助監督)
イ・ジュニョク → カン・ジュンギ (ジュニョンの元恋人)
ユン・ヨジョン → オ・ミンスク (女優)
キム・チャンワン → パク・ヒョンソプ(ドラマ局 CP)

概要: ドラマプロデューサーのチョン・ジオ (ヒョンビン) は、以前恋人だった新人プロデューサーのチュ・ジュニョン (ソン・へギョ) と同じドラマ製作現場で働く。性格の違うジオとジュニョンは撮影方法などをめぐり時としてぶつかるものの、恋人時代の思い出を語らえるような、互いの心を理解しあった友人でもある。放送局を舞台にドラマ製作の現場で生きる監督、脚本家、俳優、スタッフたちの奮闘する姿を描く。
各話あらすじ KNTV

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言葉の海に溺れる

このドラマの最大の特徴は、とにかく 말、말、말...

「ウマ」 ではないですよ (笑)、「言葉」 です。最初から最後まで言葉の洪水と言ってもいいかもしれません。登場人物が多く、彼らに言わせる台詞も多く、そして、台詞のない場面はモノローグでつなぎ... 俳優よりも言葉が出しゃばっているような気さえします。それほど言葉に大きな重点が置かれて、言葉でつづられたドラマと言ってもいいのではないかと思います。

全 16 話のドラマですが、各話で言葉攻めに遭うためぎっしり感があり、16 話の倍以上を観たような気分でした。テーマはちっとも重たくないのに、次から次へと繰り出される言葉に追いつくのに必死になるので、1 話観るとずっしり。心地よい疲労感が襲ってきます (笑)。

最初は、映像として観るよりも長編小説として読んだ方がいいのではないかと思うほど、語りすぎなドラマだと思いました。何のために映像があるんだろう... とかね。現地放映時、このドラマの視聴率は 5~7% 程度でかなりの低視聴率だったとか。そりゃそうでしょ、夜中にこれだけあれこれ語られると、聞いていて疲れてしまい、ついつい眠たくなってしまうのも当然かと(笑)。マニア受けする作品でしょうか。

個人的には、途中からそんなマニアックな言葉攻めも面白いなと思えるようになったので、各話のタイトルがバシっとラストのオチで決まると、おお、上手いなぁと感心することしきり。このドラマ、字幕なしではとうてい理解不能で、日本語字幕であっても字数制限上、主格や所有格が抜けると、ん?と思うことも。ますます、小説本を希望したいところです (笑)。

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ドラマのように生きる

このドラマの舞台となっている 「彼らが生きる世界 = ドラマ制作現場」 は、設定にすぎず、セットであり、大道具であり、小道具であり、衣装でもあるんだと思います。このドラマの主眼は、ドラマ制作の舞台裏の悲喜こもごもではなくて、ただひたすらロマンスの追求。ドラマ内では自虐的に痴話げんかとも言っていますが。

現実にはありえないものをドラマで描くのではなく、ひとりひとりの人生そのものがドラマなのだという作家の信念のようなものが見えてきます。ひとりひとりの存在がドラマそのものであって、人生や愛について、ドラマ制作に携わる人々に置き換えて語らせているという感じがします。

さらに、ドラマの中でドラマ制作が行われるという入れ子的な構成は、梅干しの種の中に天神様を見つけるように、核心はドラマにあると言っているようにも思えます。

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ロマンス劇の基軸は、ジュニョン (ソン・ヘギョ) とジオ (ヒョンビン)。放送ドラマ局のプロデューサー同士で、学生時代に恋人関係にあったものの一度は別れて、また付き合い始めることになり、この 2 人が愛を育む過程を追っています。

そしてサイドストーリーとしてのロマンスが 2 つあります。1 つはユニョン (ペ・ジョンオク) とキム局長 (キム・ガプス)で、貫録たっぷりの人気女優とドラマ局長... 若い頃からの腐れ縁なのか、真の大人の愛なのか。ユニョンが 40 代半ばでも主役を張る売れっ子ベテラン女優という設定が興味深いですね。

もう 1 つは、ギュホ (オム・ギジュン) とヘジン (ソ・ヒョリム)。やり手のプロデューサーと新人女優の恋。このロマンスは、えっ、いつの間に...という感じで、あってもなくてもいいライン。ソ・ヒョリムがそれこそ新人女優として出てきたばかりだったようですが、演技が下手すぎて... ほんとどうでもいい...。

いずれにしろサイドの 2 つのロマンスは、メインのジュニョン&ジオのカップルと対比させて見せたかったのか、単なる並列的な群像劇としての扱いだったのか、よくわかりません。メインの 2 人にもっと何か影響を与えるような見せ方なら良かったのに、そういうふうに見えなかったので、やや曖昧だったところが残念です。

16 話にしては詰め込み過ぎ感が否めないのは、こうした曖昧なラインも盛りこんだためと思われますが、群像劇風ロマンスに仕立て上げたかったのでしょうかね。

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「彼ら」

キャストはとにかく、若手から、中堅、ベテランまで豪華ながら手抜かりがないところが良かったですね。

ベタベタしているかと思えば喧嘩したり、くっついたり離れたりと、ジュニョン (ソン・ヘギョ) とジオ (ヒョンビン) の関係は常に脆いのです。ジュニョンは男と別れるとすぐ次の男とくっつき、ジオからも 「軽い女」 と言われますが、純情なんだかしたたかなんだか。ジュニョンのキャラは分析しづらく、演じるのは難しかったのではないかと思います。こういうキャラは女性から反感を買いやすいと思うので、ソン・ヘギョが上手く立ち回って演じていたのではないでしょうかね。

当時は今ほど注目されていなかった、イ・ジュニョク、チェ・ダニエル、オム・ギジュンも出演しています。

イ・ジュニョクは、ジュニョン (ソン・ヘギョ) の元カレ役でしたが、かなりステキ。

チェ・ダニエルは、チャラ男キャラの助監督役で、仕事も中途半端で周囲に迷惑ばかりかけて煙たがられるのですが、ホントに目障りでいなくなって欲しいとさえ思いましたから、彼は上手いということなのでしょうね。

ジオ (ヒョンビン) の元カノ役だったチャ・スヨン。映画ではよく見かけていて (『永遠の魂』、『オガムド』、『ビューティフル』)、とても雰囲気のある女優で好きなのですが、ドラマでは初めて見ました。

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ジオの母親役にナ・ムニ、ユニョンの母親役にキム・ジヨン、ドラマ局 CP 役にキム・チャンワンと、手堅い演技派ベテラン揃い!

あと、ドラマに出演する俳優という役で、無名だった頃のチョン・ソグォンやキム・ヨングォンも顔を見せていて、あらまぁ、得した気分でした。

とりわけ個人的に気に入っていたのは、イ・ソウ作家役のキム・ヨジン。女優としても好きですが、俳優とドラマスタッフとのつなぎ目のような役割を果たす脚本家というキャラで、ドラマの中で目立ってはいないものの、なんとも個性的だったところが良かったですね。

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ワタシ個人は、総じて面白く観ることができたのですが、かなりクセのあるドラマなので、ダメな人はダメだと思います。ストーリーだけを追うと大したことはないように思うので、自分なりの角度や切り口を探して観ると面白いかもしれません。

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tag: 韓国ドラマ 彼らが生きる世界

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なお、旧館からの移行記事 (2012年3月以前) はうまく反映されていないものがあります。

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