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『ゴールデンタイム』 全 23 話 視聴完了 ♪♪♪

この師走のあわただしい最中... そんなにあわただしくもないか...

週末にかじりついて見た 『ゴールデンタイム』。見始めたら、もう止まらなくなってしまいました。メディカルドラマは、どちらかと言えば好きですが、やっぱり医療用語慣れしていないと見づらいかなと思っていたところ、5 話過ぎたあたりから急にエンジンがかかりました。

用語という面では 『ブレイン』 の時よりは今回はずっとマシ。救急救命センターのドラマは、韓ドラでなくともこれまでにもさんざん見ているので、状況の想像もつくし、用語慣れすると苦にならなくなります。

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『ゴールデンタイム』 は、キャストも文句ないし、ストーリー展開も緻密でありながらなかなかクールな仕立てで面白いドラマでした。 少し感想などを...

以下、ネタバレはほとんどありません。



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『ゴールデンタイム / 골든타임』 (MBC)
全 23 話
2012.07.09 ~ 2012.09.25

演出: クォン・ソクジャン
脚本: チェ・ヒラ

出演:
イ・ソンギュン → イ・ミヌ (インターン)
ファン・ジョンウム → カン・ジェイン (インターン、理事長の孫娘)
イ・ソンミン → チェ・イニョク (外傷外科、教授)
ソン・ソンミ → シン・ウナ (外傷外科、コーディネータ)
キム・キバン → キム・ドヒョン (応急医学科、スタッフ)
チョン・ギュス → ナ・ビョングク(応急医学科 科長)
チョン・ソギョン → チ・ハング (麻酔科 科長)
イ・ギヨン → ファン・セホン(整形外科 科長)
キム・ヒョンイル → キム・ホヨン (神経外科 科長)
オム・ヒョソプ → キム・ミンジュン (一般外科 科長)
チャン・ヨン → カン・テジェ (理事長、ジェインの祖父)
ソヌ・ヨンヨ → パク・クンニョ (ジェインンの祖母)

概要:
昼夜を問わず救命救急センターに運ばれてくる重症の外傷患者たち。生死の境をさまよう患者を救うべく孤軍奮闘する医師たちを詳細に描いたドラマ。


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クールなストーリー ■ □ □ □

アメリカのドラマ 『ER』 や、日本のドラマ 『コードブルー』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』を見ていれば、救命救急センターでどんなことが起こり得るのか想像できると思います。なので、さして目新しい素材があるわけではありませんが、メディカルドラマのミソは、運ばれてくる患者のエピソードと医師たちの日常や人間関係などをどれだけうまく絡み合わせて表現するかということにかかっていると思います。

このドラマの基軸は、救命救急センター(ここでは応急室)という病院の中でもとりわけドラマティックな舞台に配属されたインターンたちが、生と死の間を彷徨う患者たちの命を救う過程で成長するというところにあります。何を選択して、何を棄てるのか、何をすべきで、何をしてはならないのか、病院の規律やシステムといった様々なしがらみに縛られながらも、医療従事者が生と死について真摯に向き合ったエピソードが積み重なっていくストーリーになっています。

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救命救急センターで生死に立ち向かう未熟な若者たちのみならず、ベテランたちが医療現場でぶつかる現実と矛盾や希望も描かれてストーリーに厚みを持たせています。たとえば、病院の経営にとってはお荷物 (赤字) の救命医療を今後どう見据えていくのかということ、医療サービスの充実とリソースのスリム化をどのように両立させるかと、おそらくどこの国でも抱えている医療現場の問題を垣間見ることができると思います。

非常にスピード感のあるドラマで、患者が救急室に入るところから始まり、緊迫感あふれる雰囲気の中で処置を行い、アフターケアまでと医療現場での一連の流れを、動と静の時間をバランスよく配分しながら見せていて、クールに仕立てあげられています。



カリスマ的な存在感 チェ・イニョク ■ ■ □ □ 

若者を主人公に据えると、どうしても感傷的に走る場面が多々見られますが、医者も人間であり、人の感情に寄り添えなければ医者として大成しないであろうことは理解できるし、そうした若者たちを見守るベテラン勢の存在が頼もしく思えました。

とりわけ... この方、チェ・イニョク先生抜きではこのドラマは語れないと思います。彼の存在が救急医療の命題そのものであり、彼は、ぶれることない揺らぐことのない信念のようなものを持った孤高の医師でもあります。人の生死に触れる度に 「恐れ」 を抱くと正直に語ることも。ただ、恐れることよりももっと大事なものがあると... 。カリスマ的な存在なものですから、他の科の先生たちにとっては目障りであるとともに、ある意味、一目置かれているというか...。なんとも強烈な魅力を放っていました。

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チェ・イニョクは、演じたイ・ソンミンにとって当たり役だったと思います。ドラマ放映後、イ・ソンミンは作家さんからケチを付けられてちょっと気の毒でした。人気に奢ってキャラクターを途中で変えてしまったと非難されていましたが、ワタシが見るにチェ・イニョクのキャラが変わっているようなところはどこにも見当たらず、終始一貫していたと思います。作家さんは何がお気に召さなかったのか。人物キャラクターがお気に召さないのならば、俳優でなくドラマを演出・編集している演出家に文句を言うべきじゃないかと...。もちろんドラマの製作にだって、作家、演出、俳優の相性のようなものもあるのでしょうけれど、視聴者の熱い視線が想定外のところに向けられたのが悔しかったのでしょうかね。

そういえば、イ・ソンミンは、『ブレイン』 ではシン・ハギュン演じるイ・ガンフン先生の上司で、道化役のような役回りでとても印象に残っていますが、同じメディカルのジャンルでも、『ブレイン』 の時とはまるで別人なので、『ブレイン』 をご覧になった方は、さらにチェ・イニョクをさらに楽しめると思います。。

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他のキャラクターを演じた俳優たちももちろん良かったです。イ・ソンギュン演じるミヌ先は性格は良いのですがナイーブすぎてイライラしてしまうことも。この先生には診てもらいたくないなと(笑)。

ファン・ジョンウム演じるジェイン先は彼女の持ち味がよく活かされた明るい、前向きな、未来志向なキャラが良かったと思います。

あと、ベテラン科長 4 人衆 (チョン・ギュス、オム・ヒョソプ、イ・ギヨン、キム・ヒョンイル) の悪だくみ? は、おばちゃんたちの井戸端会議にも似ていて、どこかコミカルで重たくなりがちな雰囲気を軽くしていたような気がします。この 4 人衆と救急センターとのかかわり方が、院内システムの問題点などにつながり、ストーリーの一部を引っ張る要素にもなっています。

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ロマンスゼロ ■ ■ ■ □

ドラマを見る前には当然ロマンスがあるものだと思いました。韓ドラにロマンスがないなんて考えにくいので... しかし、このドラマには、なんとロマンスがありません。

ミヌ (イ・ソンギュン) とジェイン (ファン・ジョンウム)、イニョク (イ・ソンミン) とウナ (ソン・ソンミン) という 2 組のカップルがいるのですが、ロマンスと呼べるものはありませんでした。ロマンスのようでロマンスでないような視線の絡まりはあったと思うのですが、どちらかというと戦場で一緒に戦う同志のような存在だったのではないかと思います。

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救急救命センターでは、男女を意識したり、惚れた惚れないなんて言っている余裕もないほど忙しいということなのでしょうかね (笑)。人の生死を扱うような職場はある種の究極の状態の中にあるわけで、そうした状況下の男女はなんだかすぐにくっついたりしそうだけれど、互いを必要としていても愛と錯覚したりしないところがクールでした。そうしたところも、このドラマがすっきりまとまっている要因だと思います。

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あっ、そういえば一組、ジェインのハラボジとハルモニのロマンスがありました。ロマンスはそのカップルが担うのかよっ!!と思いましたが、これも微笑ましいエピソードです。



Wrap-up ■ ■ ■ ■

舞台がソウルではなくプサンという設定も捻りがありました。プサン訛りの先生方を見たのは初めてかもしれません (笑)。

このドラマが若手医師のロマンス込みの成長物語だったら、やはりお決まりな展開で面白くなかったかもしれません。盤石のキャスト布陣による重層ストーリーがドラマに厚みと深みをもたらし、さらにクールさが加わったところがこのドラマに惹きつけられた要因だったのでしょう。

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これは 「勇気」 の物語であると企画意図でも明確にされていますが、医療現場でなくとも少し勇気をもらえるストーリーです。それでもセンチメンタルに浸るようなことはありませんでした。チェ・ヒラ作家の前作 『愛の選択 ~産婦人科の女医~』 では、産婦人科が舞台で母子を扱ったエピソードばかりだったせいか、とにかく毎回泣かされたけれど、今作は現実的な緊迫感がより一層募っていたせいか、振り返ると催涙型エピソードが封印されていて、そういうところも工夫されていて面白く見られたのかなと思います。


tag: 韓国ドラマ

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