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『ザ・キング 2 Hearts』 全 20 話 視聴完了♪♪

前クールの水木ドラマ 『더킹 투하츠 / ザ・キング 2 Hearts』 (MBC) 全 20 話を見終わりました。

いやいや面白かったです。視聴するまでは、設定がキワモノっぽいのでパスしようかと思っていたのですが、とりあえず序盤 2 話を見てみたら、あらあら意外と面白いかも... というわけで、『赤道の男』 が終わってから後追いしました。

立憲君主制という仮想設定で、南北統一というコードを語るというチャレンジングな作品。

以下、とりとめもなく感想など。ネタバレあり


==========

MBC ドラマ 『더킹 투하츠 / ザ・キング 2 Hearts』
全 20 話
2012.03.21~2012.05.24


[演出] イ・ジェギュ、チョン・デユン
[脚本] ホン・ジナ

[出演]
ハ・ジウォン : キム・ハンア 北朝鮮の特殊部隊女教官
イ・スンギ : イ・ジェハ 大韓民国の王子
ユン・ジェムン : キム・ボング 王位を狙う武器商人
イ・ユンジ : イ・ジェシン 大韓民国の王女
チョ・ジョンソク : ウン・シギョン 王室近衛隊中隊長 
ユン・ヨジョン : パン・ヨンソン 先代王の妻(大妃)
イ・ソンミン : イ・ジェガン 大韓民国 王
イ・スンジェ : ウン・ギュテ 王室の秘書室長
チョン・マンシク : リ・ガンソク 北朝鮮軍護衛司令部指導員
イ・ドギョン : キム・ナミル ハンアの父


==========


韓国が立憲君主制という仮想設定の下、北朝鮮特殊部隊の女教官と遊び人の韓国の王子が、WOC (世界将校大会) で出会い、互いに対する偏見と国境、身分を超えて愛を育んでいくストーリー。

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王子ジェハは、かなり勘違いなボンボン。IQ187 という割には、精神年齢がお子ちゃま。WOC の南北統一チームの訓練でも、北チームを文化的レベルの差異で卑下したり、ハンアをその気にさせて気持ちをもて遊んだり。「ジェハ、サイテー!!」 と何度叫んだことか(笑)。

こういう世間知らずのボンボンを演じるイ・スンギは生き生きしていて、ハマり役だなと思うのですが、序盤のコメディ路線ではよくても、中盤から後半のシリアス路線では、イ・スンギの持ち味の軽妙なキャラが邪魔をして、どうもキャラクターの収まり具合が落ち着かないというか、地に足がついていない感じがしました。

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正直、ワタシのこのドラマでの最大のネックはイ・スンギ。苦手なのです。このドラマを見て克服できたら良かったのだけど、ああ、この役がイ・スンギでなくて、チョ・インソンだったら良かったのになと何度も思ってしまいました (ごめんね、イ・スンギ)。個人的な趣味の問題なので、別に見ていられないということではありません。

このジェハ役には、イ・ビョンホン、チャ・スンウォン、チョ・インソンにオファーされたものの断られたという経緯があったようで、最終的にイ・スンギに落ち着いたのだそうですが、このオファーされた候補の方々を見ると、キャラクターの設定はずいぶんと変わったのだろうなと容易に想像できます。

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■ ■ ■



北の女教官が南の王子の恋をして結婚をすることを象徴とした南北の融和がテーマで、すごく政治的、社会的にセンシティブなコードですが、そのコードの扱い方そのものは、深いところを突きながら、決して行き過ぎず、また足りなさすぎずと絶妙だなと思いました。

ただ、北朝鮮や韓国の仮想上の世情については上澄み部分を掬ったような描写で、後から思うと、この王室の存在意義、権力の線引きについての詳しい説明がなく曖昧でしたが、曖昧なままでもそれほど気にならなかったですね。

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ジェハが北朝鮮を 「迷惑な隣人」 と呼んでいたものの、半島内への配慮に比べて、周辺諸国への配慮はやや欠けていたかもしれません。たびたびカチンとくるセリフや設定が出てきます。日本に対しても、アメリカに対しても、中でも中国に対しては、抗議されるのではないかと思える内容がありましたが、これはたかがドラマで、仮想設定なのだということを忘れずに見ないとね。

サイテー男だったジェハが、兄の死とハンアの流産で急に人が変わってしまうところは、調子がいいなと思ったのですが、やはり最終的に、ジェハ王子が王として歩むための成長物語仕立てが色濃かったことは、ちょっぴり残念。成長物語ならわざわざ仮想設定にすることはないし。

でも、ジェハとハンアが歩み寄っていく過程も、ラスト近くの緊張感あふれる南北間のやりとりも面白かったです。ハ・ジウォンのブッカンマル (北訛り) もカワイくて、ついつい口真似したりして (笑)。彼女はホント堅実な演技を見せてくれるなと。

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そして、ジェハとハンアのメインストーリーよりも、サイドストーリーが素晴らしかったなと思っています。それは、ジェシン王女とウン・シギョンのラブライン。ジェシン役のイ・ユンジってたしか 『宮』 でも王女でしたね。シギョン役のチョ・ジョンソクはこのドラマ最大の注目株。

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王女と近衛隊長の愛。引き寄せられたり引き離されたりと、その微妙な距離感が 2 人の心の中を映すようで、抑制感や戸惑いがよく表れていて、泣けた、泣けた...。

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脇を固める助演陣も良かったですね。

ジェハと対決するボング役のユン・ジェムン、ジェハの兄である王ジェガン役のイ・ソンミンの 2 人は個性豊かな演技で惹きつけてくれました。ただ、やはり少年時代のエピソードを考えると、この 2 人とイ・スンギは年齢が離れすぎていると思います。この 2 人に合わせるのなら、ジェハ役は 30 代前半で、お子ちゃま系よりもう少し成熟した王の方がしっくりきたのではないでしょうかね。

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ボングのお風呂シーン。誰が見たい?(笑)

ハンアの父役イ・ドギョン、男手ひとつで娘を育てた父親の愛があふれていて良かったです。加えて、ジェハの母役ユン・ヨジョン、秘書室長イ・スンジェ、と手堅いベテラン勢の好演が光っていました。

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■ Wrap-up



キャストに対する個人的な嗜好を除けば、全体的にはストーリー展開も緩急があって、面白かったですね。さすがに仮想設定だと、撮って出しということはできないようで、編集も丁寧でした。5 年後ではなく 4 年後というラストのオチも意味深な投げかけで終わり、構成もよくできていると思いました。

結局、このストーリーは仮想王室とその周辺に特化した話なのですが、南北統一という半島の夢にまつわる非現実性、シニカルさ、矛盾を、仮想というソースで包んでしまったところが心憎いですね。

こういう作品は、今までになかったテイストだったこともあり、見ごたえがありました。

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tag: 韓国ドラマ ザ・キング

コメント:

見たくない・・

こんにちは。

>ボングのお風呂シーン。誰が見たい?

大笑いさせてもらいました!

ユニークなドラマだったですね。
途中まで、南北平和ったって、あの北の体制をどうするつもり?・・という気がぬけなくて、私は見るスタンスが定まらず、面白いのかどうかわからないままだったのですが、そこはやはりドラマでも触れられないという韓国人のかたのコメントをいただいて、なるほど、と。
それ以後は、
>仮想というソースで包んでしまった・・・
というところを納得したせいか、ラスト4話くらいではとても楽しめました。

ワタシは逆に、スンギくんがとてもよかったんです。
彼は、素でもわりとクレバーな感じの子なので、王になって覚悟をきめてからのジェハにぴったりだと思いました。
インソン・ジェハでもハ・ジウォンとケミがあったでしょうが、そうなるとバリ出来のエキセントリックな彼がカブったかも。笑

もちろん、一番は、チョ・ジョンソクに萌えv-344~~でしたが。笑




滅多に見られないかと...

komachi さん、コメントありがとうございます。
ボングの入浴シーン、滅多とお目にかかれない貴重なシーンかもしれないと思い、キャプってしまいました (笑)。

イ・スンギ君が苦手と言いながら、ワタシは最初から最後までかなり面白く見ました。こういうテーマを扱うなんてチャレンジングだと思ったので、ちょっと応援したくなりました v-354

>南北平和ったって、あの北の体制をどうするつもり?
北の体制にしろ、南の反応にしろ、現実的な痛い所は見事にスルーされるか、またはソースで包み込まれていましたが、せいぜい語ることができるのは、統一の 「夢」 だけということなのでしょうかね v-390

分断を望むもの(武器商人)と分断を望まないもの(ジェハとハンアの結婚)を対比させて、語れない部分を外側から攻めて見せようとしていた気がします。

そういえば同じように仮想の南北を扱ったケーブル系 「韓半島」 が大コケしたそうだけど、ちらりとあらすじを読んだだけですが、やっぱり語りすぎてしまったからでしょうかね。見る予定はないけど (笑)。

>一番は、チョ・ジョンソクに萌え
나도!!v-10

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