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『赤道の男』 全 20 話 視聴完了♪♪♪

水木ドラマ 『적도의 남자 / 赤道の男』 (KBS) 全 20 話を見終わりました。

毎回、寄せては引く緊張感の大波、小波に揺さぶられ、画面を食い入るように見つめすぎて肩が凝りました... (笑)。

こういうコッテリ系の復讐ドラマは好みが分かれると思うけれど、私自身にとってはちょうど観たかったテイストだったこともあり、満足度の高い作品でした。

何よりもキャストに文句なし。少年時代も、成人時代も。

そして、凝りに凝ったカメラワークには唸りました。 この監督は 『ホワイトクリスマス』 を見たときにも思ったけれど、相当、撮影と編集にこだわりがあって、その点では融通が利かないとか。懲罰覚悟でそこを曲げなかったとしたらスゴイ。


以下、ネタバレあり。


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『적도의 남자 / 赤道の男』
KBS 全 20 話 2012.03.21 ~ 2012.05.24

演出: キム・ヨンス、ハン・ヨンウ
脚本: キム・イニョン

キャスト

オム・テウン (キム・ソヌ)
イ・ジュニョク (イ・ジャンイル)
イ・ボヨン (ハン・ジウォン)
イム・ジョンウン (チェ・スミ)
キム・ヨンチョル (チン・ノシク会長)
イ・ヒョヌ (ソヌ少年時代)
キョン・スジン (ジウォン少女時代)
シワン (ジャンイル少年時代)
パク・セヨン (スミ少女時代)
チョン・ホビン (ムン・テジュ:ソヌ養父)
イ・ウォンジョン (イ・ヨンベ:ジャンイル父)
イ・ジェヨン (チェ・グァンチュン:スミ父)

ストーリー

喧嘩が強く学校では問題児のソヌは、借金取りから追われる優等生のジャンイルを助けて親しくなる。ある日、突然、父が自殺。父の死に疑問を抱くが、崖から落とされ海に転落して視力を失う。視覚障害者になったソヌは、福祉センターでジウォンと出会い愛し合うようになるが、自らの人生に絶望する。そこへ父の友人であるムン・テジュが現れてアメリカに連れていく。

15 年後、アメリカから韓国へ戻ってきたソヌ。ジャンイルはスター検事として順調な日々を、ジウォンはホテルの接客係として堅実な日々を、幼馴染のスミは画家として成功して帰国し華々しい日々を、それぞれ送っている。父親の死、自らの転落事件の謎を解き、そして犯人に復讐するために、ジャンイル、チン会長、そして死に関わる人々を追いつめていく。


==========


14 話までは先の記事に書いたので、省略。

『赤道の男』 ~ 8 話 覚え書 ①
『赤道の男』 ~ 8 話 覚え書 ②
『赤道の男』 9 ~ 14 話 覚え書

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15 話以降、ラスト 6 話は、ソヌが復讐の手を緩めるどころか、ますますエスカレートさせていくのですが、追いつめられる方は崖っぷちに立たされることになります。

もちろんソヌの復讐の矛先は、真相が明らかになるにつれ、ジャンイルのみならず、ジャンイル父、チン会長、スミ、スミ父へと向けられ、ソヌ父の死に関連して見て見ぬふりをした全員を許さないと。

あれほど冷静沈着だったジャンイルも途中から壊れていき、ジャンイル父はその愚かさゆえに暴走してしまうし...。この父子を誰が救えるのかな...。

エスカレートしていく復讐を見るに見かねてジウォンがソヌに、「ケンカはやめて」 的なことを言うのですが、見ていたワタシは、「何言ってるの、アガシ。いい人ぶるんじゃないわよ~」 とスクリーンの中のジウォンにケンカごしで毒づいてしました (笑)。

ジウォンは清純な天使キャラなもので、あまり女性から共感を得られないかもしれません。スミのキャラの方が強烈で、リアルな女を感じさせ、哀れに映ってしまうようです。

ビルの屋上で、15 年前と同じ状況を作り出して、ジャンイルを追いつめるというソヌの緻密な計算。ジャンイルは、もうすべてが終わったと思ったかな。

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このドラマは母親不在と言われています。ソヌとソヌ父、ジャンイルとジャンイル父、スミとスミ父。母親の影響を受けない子供たち。韓ドラには、母と子の強い絆を描いたものがよく見られますが、胸焼けするほど濃すぎる関係だと思うことが多々あります。父と子に焦点を置いたものは珍しいのでしょうかね? 父と子の方がすんなり見られるのはなぜかしら。

このドラマでは、ジャンイル父子が犯罪を共有するという歪な絆で結ばれています。能力のある優秀な息子に立派な教育を与えたいという親の気持ちは、妥当なものでしょう。でも、そのために、自分の息子さえ良ければ殺人まで犯すなどというのは、愛情を正当化するにも程があるというもの。

この父親からジャンイルのような秀才が生まれたことさえ不可解なほど、ジャンイル父は何をするにも愚か。父親が愚かであるがゆえにジャンイルも罪を犯し、父の分まで二重の罪を背負わなければならなくなるのです。それは、自身の立身出世を夢を絶たれたくなかったからかもしれませんが、ジャンイルが父親の愚かさを最も理解し、その父親をどこか哀れに思う気持ちがあったからだとも思うのです (← 思いきりジャンイル目線)。

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最終回、またプサンに戻って撮影していたのですね。そりゃ、時間が足りないはず、放送事故も起きるわ...。もちろん放映に間に合わないことが良いとは思わないけれど、撮って出し放送を今さら問題視? 劣悪な撮影環境は、これまでもさんざん言われてきたにもかかわらず...。

事前製作にすれば、問題は解決するのに。それでも、これまで事前製作したドラマは、概して視聴者から不評だったと聞いたことがあります。韓国の視聴者は、自分たちの意見がドラマに反映されることを好み、自分たちもドラマ製作に参加しているような臨場感を味わいたいとか。

視聴者のエゴを、視聴者が見たいものを作るという大義名分にすり替えて、製作側も視聴者におもねるドラマ作りをしているとも言えるのではないでしょうかね。結果、時間が足りなくて、役者のドアップ顔ばかりが並ぶ、手抜き編集のやっつけ仕事ドラマが多いことも否めないと思いますけど...。まぁ、ワタシが言ったところでどうなるものでもなく (笑)、いろいろ事情があるのでしょう。

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キャストについて

ソヌ役のオム・テウン、言うことありません。オム・フォースを十分堪能させていただきました。失明時のソヌの演技は、すごかったですね。よくあんな目の動きや表情ができるなと。オム・テウンの復讐三部作、制覇できて満足です。 

 
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ジャンイル役のイ・ジュニョク、こんな美しい悪役は見たことがありません。野心と良心のはざまで苦悩し、破裂しそうになるほどの緊張感と罪悪感を繊細に演じていてとても心に残りました。 どうしても肩入れしまうのは、美形だからというわけではなく、八方塞がりになるほど責めたてられるのに、彼の心の支えになる人がいなかったから憐れに思えたのです。

ジウォン役のイ・ボヨン、純粋、真っ直ぐなキャラそのままといいますか、この人の良いところは、ヒロインなのにデシャパった演技をしないところでしょうか。『プンニョンマンション』 で演じた女詐欺師とは 180 度イメージが変わっていて、比較してみると面白かったです。  

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スミ役のイム・ジョンウン、キャラが強烈だったこともありますが演技が光っていました。得ることのできないジャンイルの心を得ようとして、ジャンイルの秘密を握って自分につなぎとめようとするあの執着心は、愛と呼ぶにはあまりに虚しい...。  

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脇を固める個性豊かなアジョシたち。

ひとたび悪役を演じたら、憎らしくてたまらないキム・ヨンチョル。
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どこに隠れているのかジャンイル父 (イ・ウォンジョン) 。
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ムーダン姿は強烈でしたが、後半ちょいオシャレなスミ父 (イ・ジェヨン)。
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ムンノ!じゃない、ムン・テジュ (チョン・ホビン)。
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Wrap-up 

友情と裏切り、出生の秘密、初恋、愛と執着、復讐、親密な親子... と、韓ドラの定番的素材がたくさん詰まっているのですが、ドロドロしたうっとうしさがなく、盛りだくさんという感じがしないのが不思議です。役者たちの感情表現がうまくコントロールされているからかなと思います。

人の心は、愛はどこまで届くのか... 。

このドラマのテーマは、復讐ではなくて、赦しと和解だったのではないでしょうかね。

ソヌとジャンイルの人生を狂わせた決定的なあの場所に戻り、少年時代とクロスさせて、2 人が友情で結ばれていた時代に巻き戻すかのような見せ方は上手いなと思いました。


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ジャンイルのラスト、ソヌを助けに行ったのよね (涙、涙)。今まで封じこめていた良心が、封を切って溢れ出したのでしょうね。

野心と良心、背信と信頼の間で、人はときに揺れ動いて大切なものを見失うけれど、それは取り戻すことができるということ、人の心は人の心の届くということを、ソヌとジャンイルという 2 人の数奇な縁を通じて描かれ、それがしっかりと伝わってきた感じがしました。

メインストーリーは復讐劇で、ラブラインはサイドストーリーだと思っていたのですが、その点では、ラストがソヌとジウォンの LOVE☆LOVE ハッピーエンドだったことが、ちょっと不満。ソヌとジャンイルの縺れに縺れた糸が解けたところで終わりで良かったような気がします。

このドラマが凄いところは、結末がはじめから分かっていながら、ラストにたどり着くまでの長い過程、ずっと緊張感を維持して観るものを魅了した役者たちの演技力と、ラストまでぶれなかった製作側の粘りだったかなと思います。



■ オマケ


やっぱり最後までジャンイルの見どころワンポイント特集。
 

Episode 15
見返り美検事。 
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Episode 16
ジャンイルの悪魔の微笑みまで 5 コマ。
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Episode 17
壊れている...
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Episode 18

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Episode 19
 
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Episode 20

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tag: 韓国ドラマ 赤道の男

コメント:

No title

見終わりました。面白かったです。

最後のキスシーンのときのソヌの髪型が違う?ハッピーエンドは良いのですがなんかまとめかたがいま一つな気がしました。時間が無かったのでしょうが。

子役の二人(イ・ヒョヌ君はブレインの中華料理の配達の男の子だったんですね)はとっても良かったです。(記者会見でオム・テウンが子役とのシンクロ率を97パーセントと言ったシーンは大爆笑でした。)

オム・テウンもいいのですがそれよりもイ・ジュニョクが素敵で特にパンを食べるシーンとか見入っちゃいました。入隊しちゃうのが惜しいですi-229

どうも~

あまぐりさん、コメントありがとうございます。
完走おめでとうございます。

> ハッピーエンドは良いのですがなんかまとめかたがいま一つ
同感です。あの終わり方はしっくりこないですよね。そもそもラブラインが主軸ではないのだから、ソヌとジャンイルの関係で終わってくれた方が説得力があったと思います。最終話は先取りシーンがあったためか、ソヌの髪型がちょっとね (笑)。

>オム・テウンが子役とのシンクロ率を97パーセント
そんな大胆な発言をしておられたのですがオム様。完全にウケを狙ったとし思えないのですが、真面目な顔をして語っていそう... イ・ヒョヌ君の方が、えっ!???って (笑)。

>イ・ジュニョクが素敵で特にパンを食べるシーン
でしょ、でしょ。オリーブオイルにパンを浸すというシーン!!!あそこはただパンを食べるだけなのに、ドキドキ名シーンでしたね。ジャンイル役は、イ・ジュニョク渾身の演技で魅了されました。入隊前に彼の代表作ができてよかったなと。


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なお、旧館からの移行記事 (2012年3月以前) はうまく反映されていないものがあります。

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