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『太陽を抱く月』 全 20 話 視聴完了♪♪♪


視聴率40%を超える国民ドラマとなった 『太陽を抱く月 / 해를 품은 달 』 (MBC)。年明け早々から視聴してきましたが、現地オンエアーをキャッチアップしながら、ようやく最終回を迎えました。見始めた頃は、こんなに騒がれるドラマになるとは思いもよりませんでした。


しかし、正直なところ、このドラマが視聴率 KING だった理由は、よくわかりません(笑)。子役たちが活躍したこともありますが、序盤の展開は見ごたえがありました。フォンの少年時代のヨ・ジング君は、将来が楽しみですね。成人キャストになってから、ミスキャスト云々が取りざたされましたが、それよりも、キャストの持ち味を充分に引き出せたとは思えない演出力や、唐突な展開で途切れたようなストーリーの構成力に問題があるような気がするのですが...  (生意気ですけど)。


高視聴率とクオリティの高さは必ずしも比例しないことは、これまでの視聴経験からわかっていることですが、このドラマも、それほど凝った内容でもないし、映像もカメラワークも普通だし、なぜ高視聴率を稼いだのか不思議です。このドラマを心待ちにしておられる方は、あらかじめ期待度のハードルを少し下げた方がいいかもしれません。 


以下、ネタバレあり。また、視聴を楽しみにしておられる方は、この先、お読みにならないことをおすすめします...


 


 


  


   〜  〜 〜 〜  〜

演出: キム・ドフン / イ・ソンジュン
脚本: チン・スワン 

キャスト:
キム・ユジョン (子役) → ハン・ガイン (巫女ウォル / ホ・ヨヌ : 煙雨)
ヨ・ジング (子役) → キム・スヒョン (王イ・フォン : 李 暄)
イ・ミノ (子役) → チョン・イル (ヤンミョン君 : 陽明 フォンの庶兄)
キム・ソヒョン (子役) → キム・ミンソ (ユン・ボギョン : 寶鏡  フォンの正妃)
イム・シワン (子役) → ソン・ジェヒ (ホ・ヨム: 炎 ヨヌの兄)
イ・ウォングン (子役) →ソン・ジェリム(ウン : 雲  フォンの護衛官)
チン・ジヒ (子役) → ナム・ボラ (ミナ王女 : 旼花 フォンとヤンミョンの妹)
ユ・スンア (ソル: 雪 ヨヌの付き人)
キム・ヨンエ (大王大妃ユン氏)
チョン・ウンピョ (内侍ヒョンソン)
ヤン・ミギョン  (チョン・ギョン夫人 ヨヌとヨムの母)
キム・ウンス (ユン・デヒョン ポギョンの父)
チョン・ミソン (神母チャン氏)
ペ・ヌリ (チャンシル)


ストーリーは、きわめて単純なラブストーリー。主人公は、初恋で結ばれるはずだったが陰謀により引き裂かれてしまう少年王フォンと少女ヨヌ。8 年後、フォンはすでにポギョンを正妃として迎えていたが、少女ヨヌにそっくりな巫女ウォルがフォンの前に現れて、フォンは動揺。ウォルを巡って、フォンとフォンの兄ヤンミョンが愛の火花を散らすことに。そして、8 年前の陰謀が次第に明らかになっていく...。

  〜  〜 〜 〜  〜              



序盤はテンポよく展開しますが、成人キャストに変わってからの 7 話から 13 話ぐらいまでの展開がカタツムリの歩み。ヨヌに似たウォルに揺れ動くフォンとヤンミョンの姿が延々と描かれ... そして、フォンが解き明かす陰謀について、視聴者はあらかじめ知らされているので、無駄に引っ張られている気分。14 話後半以降になって動き出し、ウォルが記憶を取り戻し、ウォルがヨヌであることをフォンが気づくというところで大盛り上がり... という感じでした。


この話は、ヨヌ (=ウォル) とフォンのラブストーリーが基軸。後半はヤンミョンがしっかり絡んでくるようになりましたが、総じてサブキャラがどうもいまひとつ生かされていないような。内侍ヒョンソン、大王大妃、神母チャン氏、ユン・デヒョンなど、手堅い面々は流れの中にきっちり収まっていましたが、若手のサブキャラが残念。




フォンの護衛官ウン、ヨヌの兄ヨム、ウォルの付き人ソル 、チャンシル... このあたりは相互の絡みのバランスや流れが悪く、出番が唐突だったり、キャラクターも平面的。太陽 (フォン) も月 (ウォル) も隠してしまう雲 (ウン)、炎 (ヨム) に近づくと溶けてしまう雪 (ソル)... 運命を暗示する名前がキーワードであるはずなのに、うわべだけという感じで物足りなく思われました。あれだけトロトロ進むのなら、彼らのうちだれかの深堀りエピソードをもう少し盛ることもできたのではないかしら。


罪悪感で発狂しそうになり、すっかりホラー担当になってしまった中殿ポギョンも孤立していて他のキャラとの絡みが少なかったですね。


同じ原作者ドラマの 『成均館スキャンダル』 では、メインとともにサブのエピソードもしっかり描かれていたし、キャラクター相互のケミストリーが際立って魅力的だったと思います。


 


 


    



上手かったなと思ったのはこの 3 人でしたが、あれあれ、3 兄弟妹 (笑)。


[ 号泣する魔性の青年王イ・フォン ]


青年王イ・フォンは、愛すべきキャラですね。声のトーンとか、しぐさとか、指とか、女心をつかむツボを心得ているキム・スヒョン。初恋のヨヌが忘れられず、成人になってもヨヌにそっくりな巫女ウォルが気になって仕方のない 「恋する王」 。少年っぽいところもあれば、艶っぽいところもあって。



それにしても... この王、よく泣くのですよ... 抱きしめてあげたくなります。こういう王には、姉さん女房的な中殿がぴったりじゃない? そういう意味で、ヨヌ役がハン・ガインで妙にバランスが良かったかも...



 


[ 内なる慟哭のヤンミョン]


成人したヤンミョンが最初コミックキャラで出てきたときは、どうなってるんだと思わず叫んでしまいました、あれは、人の目をごまかす目くらまし (王と対立する派閥を作らないため) ということだったようです。後半は、チョン・イルが上手いなと思うところが多々あって、彼らしさが発揮できてよかったのではないでしょうかね。ヤンミョンの運命は、少年時代にすでに見えているなと思っていましたが、それが裏切られることはなく...。




この場面のヤンミョンの表情はちょっと鳥肌モノでした。伝わってくるのよね、ヤンミョンの心がキリキリと軋む音が...。



 


[ 笑顔の陰で怯えるミナ公主 ] 


よくもしゃあしゃあとこんな笑顔をふりまいてヨムと暮らせるな... と思っていましたが、あの時はあまりに幼すぎたということは理解できます。人の心は、駄々っ子のおねだりで手に入るものじゃないのよ、公主ニム。子供がいなかったら、永遠にヨムから赦しを得られないと思うけどね。



ただ、この物語では、なぜかミナ公主に対するまなざしは温かく、憎み切れないところがあるのです。罪悪感を抱えながら、どうしてもヨムを手放すことのできない切なさをナム・ボラが上手く演じていたからのような気がします。皮肉にも、あの可愛らしい笑顔は、怯えの裏返しだったということでしょうか。


 


余談ですが... 何気に多い 『赤と黒』 出演者たち...




 


    



フォンとヤンミョン、どちらを選ぶべきか... 誰からも選べとは言われてませんが、ワタシは揺れましたね。ワタシが揺れてどうするんだって (爆)。この原作者の話って、『成ス』 もそうなんだけど、ヒロインは決して揺らがないのよね。ユニにしろヨヌにしろ。『成ス』 では、ジェシンの気持ちに気づくことさえなかったユニの鈍感ぶりが理解不能だったけれど、『太陽を抱く月』 でも、ヨヌが少なくとも 2 人の間で揺れる姿があってもいいんじゃないのと思ったり。


純愛を貫く男女の姿より、その男女を取り巻く誰かが傷ついているという事実の方が切なく、儚いですね。



仮想の朝鮮時代という設定は面白かったのですが、その割には、ファンタジーな場面が少なかったように思います。どうせならファンタジー色の強い、凝った映像で見せてほしかったですね。通常の史劇との差があまり感じられなかったのは残念。


ただ、『太陽を抱く月』 には独特の世界観があることは確かなのです。それが何かと聞かれると答えに窮するけれど。仮想劇なだけに、歴史的事実に縛られず、お決まりの政争は最小限で、王の恋に徹したロマンス劇であるところが魅力なのだと思うのですが... 


これまであまり見たことのない巫術という素材を使っていて、儒教と巫術が併存する社会背景など、民俗学的側面がもっと見られるのかと思ったのですが、そうした説明はほとんどありませんでした。もっとも、説明的なドラマは、視聴率が取れないのだそうです。夜、ドラマを見てくつろぎたいのに、ドラマを見ながら頭を使いたくないってことらしいです。それもわかるような気がします。



ストーリー性は 『冬ソナ』 と同系だと書かれた記事を読み、ワタシは韓流の基本である 『冬ソナ』 を見ていないのでその記事に驚いたのですが、初恋、記憶喪失、再会、そうした素材が同じということなんでしょうかね。


また、男性が好む史劇は 『根の深い木』、女性が好む史劇は 『太陽を抱く月』 だと、両ドラマが比較されていましたが、ワタシは断然 『根の深い木』 の方が好きだし、あらゆる点において 『根の深い木』 の方が手抜かりなく、きめ細やかに作られていたと思います。


そういえば、途中、フォンが少年時代に抱いていた純粋な理想を思い出す場面がありましたが、あれは 『根の深い木』 で世宗イ・ドが若き日の理想と葛藤していたシーンとかぶってるじゃない?と思ったり...


最終的に王フォンが下した選択、弟のその選択を守ってやることがヤンミョンの選択...そこまでして...  ヤンミョンの弟への愛、ヨヌへの愛は深いんだな 。それでも、最終回より、最終撮影のメイキング映像で号泣したワタシ... (そっちか・笑)



毎週ちゃっかりキャッチアップしていたものの、実のところ、いまひとつ乗りきれなかったところがあって、現地での熱狂ぶりを、やや冷ややかに見つめる自分がいました。とはいうものの、来週から、フォン、ヤンミョンにも会えないのかと思うと、さびし〜〜い (言ってることメチャクチャですが)。


噂によると、原作はドラマよりもステキなお話のようです。邦訳版の出版も予定されているとのこと。そちらも楽しみです。


最後に、主上殿下のバラードを... キム・スヒョン君って何でもできるのね〜。この曲は、ドラマの中では流れませんでした。


Kim Soo Hyun - The One and Only You

(Thanks to julieeejuliee from YouTube)



tag:  韓国ドラマ 太陽を抱く月 チョン・イル

コメント:

不可解

komachi さん、コメントありがとうございます。

>インフレ気味のレートだったのでしょう
同感です。ドラマを楽しむより、どうしてこんなに高視聴率なのかと、分析態勢に入ってしまいました(笑)。なまじ「成ス」や「プナ」といった比較材料があるので、なおさら不可解でした。

>主役カップルに胸きゅんとならなかったのは痛かった
確かに~。泣く青年王には胸きゅんだったけど。
さらに、スヒョン君には罪はありませんが、フォンの描き方もワンパターンで、後半、飽きてしまった(笑)。最終回ラストの伽耶琴エピとか微笑ましいと思えなくて、ああいう演出はヨ・ジング君にお任せした方が... と。そういう意味で、ハン・ガインのミスキャスト論議も含めて、個人的には演出全体が好みに合わなかったなと

>王の恋に徹したフィクション史劇、という新しさ
チャレンジングだったなと思うけれど、オムニバス風に仕立てるとか、見せ方を工夫しないと、政争のない朝鮮史劇って話が続かないってところもあるような...なんてね

Unknown

こんにちは。

やはり視聴率ほどのドラマではなかったですよね。
裏のドラマが弱すぎたせいでインフレ気味のレートだったのでしょう。
成均館スキャンダル(ずっと面白かった)の視聴率と比べても不思議です。笑

私は、やはりハン・ガインがミスキャストだと思っていたんですが、たしかに、

>キャストの持ち味を充分に引き出せたとは思えない演出力や、唐突な展開で途切れたようなストーリーの構成力に問題・・・

なるほど、と思いました。
中途のダラダラのところで工夫があってもよかったですよね。ウンのエピやチャンソルとヤンミョンのエピ、とか。

ともかく、「ロマンス」史劇なのに、主役カップルに胸きゅんとならなかったのは痛かったです。


>『冬ソナ』 と同系・・・

・・なんですけど、あっちはペ・ヨンジュンとチェ・ジウというテッパンのケミストリーで何万ものイルボンアジュンマ(含むワタシ)の紅涙をしぼったわけで、でも、今回のはそうはいきませんでした。

ベースが朝鮮王朝なのに、王の恋に徹したフィクション史劇、という新しさをどうみるかで、評価はずいぶん変わりそうなドラマでした。

No title

お久しぶりです。

私の中の「ブレイン」ブームがやや沈静化して久しぶりに見たドラマがこれでした。

確かに子役の演技がすばらしくこのまま見ていたいと思った位でした。特にファン役のヨジング君v-363
目力というかカリスマを感じました。

キムスヒョンも少し泣き過ぎですが、相当かっこいい。

ただ時代劇ドラマとしてここまで恋愛一本で引っ張るのは初めてでした。やはり陰謀とか歴史とか入って面白みが増すような気もします。反対派をみんな殺しちゃったり、邪魔な中殿を自殺させちゃったりするのも安易な解決策のような・・

文句はいいながらも結構面白く一気に見れたドラマでしたi-178

文句はあれど...

あまぐりさん、コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってごめんなさい。

ヨ・ジング君、良かったですよね。
ワタシも子役たちに引っ張られて見続けたことは間違いありませんでした。
先が楽しみです♪

キム・スヒョン君、フォン役ははまり役だったと思います。
ただ後半、ウォルがヨヌだとわかったあたりからはワンパターンで飽きてしまいました。

恋愛一本で引っ張る史劇は、なかなか難しいようですね。
あまぐりさんがおっしゃるように、ラストの大粛清の嵐は安易すぎるとワタシも思います。
中殿にももう少しスポットを当ててほしかったし、ヤンミョンやウンなどにももっと丁寧なエピソードが欲しかったですね。

不満をあげつらうときりがありませんが(笑)、ワタシも文句を言いながらもしっかり最後まで見てしまったクチでした。
ともあれ、1 度見れば良いかな。あとは原作の邦訳本出版を楽しみにしているところです♪

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なお、旧館からの移行記事 (2012年3月以前) はうまく反映されていないものがあります。

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