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「根の深い木」 前半戦 〜 12話 覚え書

 



 


『根の深い木 / 뿌리깊은 나무 』 、前半戦 12 話まで見終わりました。

いやーーん、あともうちょっと見せてほしかったのに... というところでエンディングだったので、ジタバタしてしまいました。

しかも、福袋の話だけで 1 話 終わっちゃうなんて...(爆)。それにあの福袋がこんな重要なことになるとは...。

とにかく、このドラマ、登場人物が多くて整理するのが大変なのですが、ひとまずイ・ド (=世宗) の周囲の宮廷内の人々はすんなりと整理できたと思ったら、秘密結社・密本 (ミルボン) の正体を巡って、わかるようなわからないような展開 (汗)。

ドラマって、史実とフィクションがごちゃ混ぜになっているからややこしいなと思うのですが、ましてや、あまり知識のない歴史的背景となると、もうすべてフィクションだと割り切ってしまいたいところですが、実在の人物も多数登場するので、そうも割り切れず、もやもやしてしまいますね。


密本は、原作に登場していないのですが、一体、何のための組織なのかというところは、だんだんと明らかになってきました。どうやらこの組織、李氏朝鮮の王家、王権に対抗するための組織のようですね。

とりあえず、Wiki などでざっくり調べてみたら、密本と王家は、元をたどれば同じ穴のムジナじゃない?(笑)


 


=====


ドラマで秘密結社・密本の祖という設定になっている三峰先生は、三峰・鄭道傳 (チョン・ドジョン) のこと。鄭道傳は、李成桂 (イ・ソンゲ) とともに高麗王朝を滅亡させた高麗末期の急進的な改革派のひとりで、保守派を退けた後、李成桂が高麗王朝最後の王であった恭讓王から王位を譲ってもらって朝鮮を建国。

朝鮮王朝の建国後、開国随一の功臣として認められた鄭道傳が、朝廷内であらゆる権限を握っていた。政治的理念としては、「一個人である国王が全実権を握るのでなく、宰相を中心とした士大夫が軍事、財政、人事などを掌握し政治を統率すべきである」 と主張し、李成桂の在位期間にはその体系が取り入れられた。

一方、建国時に保守派を退けるのに活躍し、政権樹立に貢献したのが李成桂の 5 男・李芳遠 (イ・バンウォン=太宗 ← イ・ド=世宗の父) 。王権強化策の実現こそが社会基盤の安定だと考えていた李芳遠と鄭道傳は対立。王位継承問題で、李成桂と鄭道傳が李芳遠を避けてその腹違いの弟を皇太子に立てようとしたため、李芳遠が憤慨し乱を起こして鄭道傳を殺害した(1398 年)。その後さらに続いた王位継承権をめぐる兄弟間の抗争後、即位 (1400 年)。


 


1392 年 朝鮮王朝 建国

1397 年 李裪 (=世宗) 誕生

1398 年 李芳遠 (=太宗)、鄭道傳を殺害

1400 年 李芳遠、即位

1418 年 李芳遠、譲位。李裪 即位

1418 年 李裪の義父・沈温 (シム・オン)、賜死

1422 年 李芳遠、死去。李裪の親政、始まる

1437 年 六曹直啓制 (省庁を王が直接統括する制度) を議政府署事制 (領議政・右議政・左議政の三議政が六曹と協議し、その結果を国王に上奏する方式)に変更

1443 年 訓民正音の完成

1446 年 訓民正音の公布

1450 年 李裪、死去


 


=====


 



 


ドラマでは、チョン・ドジョンから数えて 3 代目の密本のリーダーがチョン・ギジュンという設定になっているようです。

イ・バンウォンが、「建国の折、チョン・ドジョンはきれいごとばかりで、自ら手を汚した実質的な建国の功臣は自分だ」 というようなことを、イ・ドに語っていたのはそういうことだったのかと。

史実で政敵関係にあったイ・バンウォン vs チョン・ドジョンの因縁の構図を、ドラマではちょっと無理があるけれどイ・ド vs チョン・ギジュンに置き換えているような感じになっていると思います。

結局のところ、王位継承争いを発端とする宮廷内の勢力争いと根深い怨恨という、朝鮮王朝史劇ドラマ王道のテーマが根幹にあるんだな〜。そこに、密本とイ・ド (=世宗) の政治理念の話を肉付けしているような気がしてきました。

ハングル創製が、密本とイ・ドの和解、融和のシンボルになるのでしょうかね... なんて... 勝手な邪推です。

今のところ、密本はイ・ドがハングル創製作業をしていることは知らないので、集賢殿の学士殺人が密本の仕業であるならば、ただイ・ド憎し、イ・ドのやることが気に入らないと いうのが動機?

でも、イ・バンウォンが亡くなり (1422 年)、イ・ドの親政が始まってからすでに 20 年ぐらい経過し、議政府署事制が採用されて朝廷内の分権も進められ (1437 年)、政治社会基盤も安定しているところで、今になって密本が出てくる意味は、権力闘争以外に何があるのかな... 怨念劇とかやめてよね。それとも、何か別のからくりがあるのかしらね。明の動きも気になりますし...

さらに、密本が、『成ス』  の 「金縢之詞」 探しみたく、 「密本之書」 探しに躍起になっているところも不思議。本来、理念で集まっている集団であるはずなのに、ちっちゃな紙切れ一枚 (笑) に固執する理由がよくわかりません。


 


ハングル創製と殺人事件。
王室と密本の因縁。
幼い頃に生き別れとなったチェユン (幼名:トゥルボク) とソイ (幼名:タム) 。



この 3 つの話が複雑に絡み合い、イ・ド (ハン・ソッキュ) とカン・チェユン (チャン・ヒョク) とソイ (シン・セギョン)、この 3 人を結ぶ糸も絡み合っています。設定や登場人物の絡ませ方が実にうまくて、話に引き込まれるので面白いなと思うのですが、群像劇仕立てにするつもりなのかしらね。毎話、焦点を当てる人物を変えているような気がします。


原作における本来の筋書きである、殺人事件のミステリーと謎解き、ハングル創製で集賢殿が果たす役割については、ドラマではここのところすっかり飛んでしまっていて、少し残念。チェユンが知の扉をひとつずつ開けて真実に迫る過程が、気に入っていたのですが。

あと余談ですが、原作では、密かにソン・サンムン (=成三問) のファンでした。ドラマでは存在感も薄くてキャラも軽く、ヒョヌの演技にも不満なので、ワタシのイメージは見事に打ち砕かれました。まぁ、そういうことはよくあることで。





 


前半の見どころは、多様な人間模様かな。これを理解することだけで手一杯 (笑)。しかも理解できているのかどうかもあやしい (笑)。

美し〜い若き王、苦悩と葛藤の日々の王、王と護衛官ムヒョル (チョ・ジヌン) の強き絆、チェユンら朴訥な下級官吏たち、カリオン (ユン・ジェムン) ら泮村の人々のしたたかさ等、次々と繰り出される人間模様に翻弄されながら、ついていくだけです (笑)。

何度もしつこく語っていますが、青年イ・ド (ソン・ジュンギ) と上王イ・バンウォン (ペク・ユンシク) が政治理念において衝突するいくつかのシーン [Episode 1〜4] では、ソン・ジュンギ演じる若き王は、美しすぎて眩しいわ〜。



主役でも、準主役でもなく、たった 4 話で出番を終えてしまうような、主人公の青年時代という役を演じることで、周囲からはなぜそんな役を選ぶのかとあれこれ言われたそうですが、結果的に、ソン・ジュンギの選択が正しかったことは、演技で証明されたので良かったですね。「20 代の俳優の中で、王を演じることができるのは彼しかいない」 と、監督に言わしめただけのことはあったのではないでしょうか (← 絶賛中!)。



 


自分のせいで多くの人間が殺されると自責の念に駆られる王を慰めるソイ [Episode 6] 。王にとってソイはどういう存在なのかな。とても意味深だったこのシーンは、ウルっとしてしまって印象に残りました。王は心のどこかでソイに執着しているようで、ちょっと哀れなの...


 


 


がんばれ、兼司僕 3 人衆 (笑)。





チェユン役のチャン・ヒョクの目ぢからステキ。





どうでもいいツッコミ...王とカリオンの衣装、オソロ?(笑)





タヌキおやじ風の左議政のイ・シンジョク (アン・ソクファン)、気になります。






後半戦もますます楽しみです。若き王の再臨、激しく希望 (爆)。


 


 

tag: 韓国ドラマ 根の深い木 ソン・ジュンギ

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