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「私の心が聞こえる?」 全 30 話 視聴完了♪♪♪

「 私の心が聞こえる? / 내 마음이 들리니? 」  (MBC)  全話、ようやく見終わりました。

以下、ネタバレが多少あります。





出演:

キム・ジェウォン: チャ・ドンジュ (聴覚障害者)
ファン・ジョンウム: ボン・ウリ
ナム・グンミン: チャン・ジュナ 本名:ボン・マル (ウリの義兄)
ユン・ヨジョン: ファン・スングム (ヨンギュの母、ウリ、マルの祖母)
チョン・ボソク: ボン・ヨンギュ (知的障害者、マルの父、ウリの継父)
イ・ヘヨン: テ・ヒョンスク (ドンジュの母、ジュナの養母)
コ・ジュニ: カン・ミンス (ドンジュとジュナの友人)
ソン・スンファン: チェ・ジンチョル (ドンジュの継父)
イ・ギュハン: イ・スンチョル (ウリの幼馴染) 
他...
 


韓ドラって、時々あなどれないなと思える作品に出会うことがあります。

個人的には、今年これまでの断トツ No.1 ドラマとなりました。今年は、「49 日」 を除くと、心にしっくりくるドラマに出会えないなぁと思っていたのですが、やはり、あるところにはあるのね〜。


 


■ □ □ □




このドラマの好きなところは、まずキャストが素晴らしいところ。3 世代にわたる家族の物語ですが、いわゆる 「アイドル枠」 がないし、経験値や実力に不相応なキャスティングがなかったというところが最大の魅力です。子役、若手、中堅、ベテランと、すべて手堅く揃っています。


主演のキム・ジェウォンとファン・ジョンウムは、それぞれのキャラクターの持ち味を十分に担っていたし、カップルとしてもキュートでしたね。キム・ジェウォンは聴覚障害者という設定でしたが、何しろ色白。病気なんじゃないかと心配してしまうほど。ワタシにとっては 「ファン・ジニ」 以来です。




ファン・ジョンウムは、ちょっとハイキックを彷彿させる演技が見られましたが、愛嬌のよさと快活さが求められる設定なので、そういう意味では、ピッタリだったようです。ヘルメットみたいな髪型も、面白いし...



 


どの役者も良かったのですが、個人的な見どころキャスト 5 人をあげてみると...




1. キム・セロン

ウリの 9 歳頃を演じ、子役時代には名前がなく、学校にも通っていない設定で、70 年代ぐらいの話かと思ってしまいましたが、設定は 1995 年。



韓国映画をよくご覧になっている方にとっては、キム・セロンがすでに名の知れた優れた子役であることをご承知かと思います。デビュー作、映画 「冬の小鳥」 で注目され、続いて、ウォンビンをアジョシと呼んだ映画 「アジョシ」 で、またまた大注目。キム・セロンの演技が上手すぎて、その後やりづらいとファン・ジョンウムがこぼしていましたが、子供時代でウリのキャラを作り上げてしまっているところは脱帽です。


 


2. ユン・ヨジョン



マル/ジュナとウリのハルモニ役ですが、こんな大女優がチョイ役で出るはずがないと思っていましたが、そのワタシの勘は当たっていました。劇中、ハルモニは、認知症を患うことになり、現実と過去を行き来したり、記憶を失ったりするのですが、彼女の言動には思わぬ伏線があって... 。


 


3. チョン・ボソク



マル/ジュナとウリの父親ヨンギュ役で、知的障害を抱え、幼稚園児なみの知能しかありません。ヨンギュは、劇中コミカルなところも担っていますが、チョン・ボソクが演じるこの役はスゴイのひとことです。


 


4. イ・ヘヨン



映画 「血も涙もなく」 でカッコイイ女タクシードライバー、映画「ザ・ゲーム」で妖艶な夫人を演じていて、個人的には好きな個性派女優。この彼女も、チョイ役で出るはずがなく...  ドンジュの母として顔、ジュナの養母としての顔の、2 つの母親の顔を持っているところが見所です。


 


5. ナムグン・ミン



最後はやはりマル/ジュナ役のナムグン・ミン。語り始めると止まらないので、別記します (笑)。ポイントは目と声ですかね。


 


■ ■ □ □



誰に薦められたわけでもなく、他ブログさんのウケウリでもなく、現地でナムグン・ミンが評判になっているという記事を目にして見始めたものの、前半 15 話は 7 月からちょこちょこ見て 1 ヵ月半もかかったのに、後半 15 話は 1 週間で見切ってしまいました ^^;




前半時間がかかったのは、ホームドラマが苦手なワタシにとって、全話を通して韓ドラにありがちなオンマ&アドゥルの愛憎劇が基軸だったら、イヤだなと警戒していたからです。また、知的障害者と聴覚障害者というハンディのある人たちの登場が、どのように扱われているかがひっかかっていたということもあります。


警戒とひっかかりにもかかわらず、驚いたのは、主人公の子供時代の 5 話までが、予想に反してとてもパワフルだったこと。子役たちの牽引力、これが、警戒とひっかかりを解く最初の鍵になったのかもしれません。




前半15 話は子供時代の 5 話と、その 16 年後、2 つの家族がどうなっているのか整理されています。

家族を捨てて、ドンジュと養母の元でジュナと名前を変えて幸せに暮らすマルが、耳の聴こえないドンジュを支え、ドンジュとともにある目標に向かっていく姿と、元の家族と再会するものの、マルであることを隠し、この先もジュナとして生きようとしつつも、どうしても割り切れないものを感じる姿が、同時に描かれています。また、ドンジュもジュナの元の家族と関わりを持つことになり...

時間が経っても切ることができない古い絆と、16 年間に間に築き上げた新しい絆の間で、ジュナとドンジュの兄弟の揺れ動く心が丁寧に見て取れます。




でも、やはり前半の方が重たく感じられますね。特に、知的障害の父ヨンギュを見つめる少年マルの視線と、ジュナと名乗る青年マルの視線が、交差するようで、なんとも哀しくて...

後半 16 話から、いきなり、ラブラインが走り出します。ドンジュとウリが、幼い頃に共通の想い出を持ち、互いに好意を持っていることを感じるとともに、そこにマルが絡み感情があふれ出してしまって...




このラブラインは、ウリを取り合う強烈な三角関係ではないところがミソです。ラブロマンスがお好みだと、この三角関係は理解できないぐらい、じれったい関係だと思います。でも、そこはこのドラマタイトルの主眼に直結しているのかも...。

この後、ジュナの正体がマルであることが徐々に家族にわかっていき、事業をめぐって、ドンジュの母とドンジュによる復讐劇が開始するのですが...


ジュナの正体が家族にばれてしまうことがドラマの帰結ではなく、また、マルが知らなかった事実がマルに知らされることが帰結でもありません。そうした事実が、もったいぶらずに明らかになるところが、これまたミソ。無理やりひっぱったりしないので。

その後、マルの復讐劇が始まります。2 つの家族に起こる復讐劇が 2 つ。


 



 


 


■ ■ ■ □




実子 vs 庶子、オンマ&アドゥルのセットによる争いという構図がないわけではないので、「製パン王 キム・タック」 と設定が似ていると言われているようですが、どうでしょうかね。

「パンタック」 は、視聴を 10 話でリタイアしてしまいましたが、ラスト 2 話を見たら、オンマ対決の基軸も、単純すぎる各人のキャラも全く変わっておらず...。

「ネマドゥル」 の基軸は家族との和解、それも、血の濃さで測ることができない絆であって、全体の構図としても厚みがあるし、各キャラクターにも深みがありました。




また、「ネマドゥル」 は、人間関係が複雑なので、実子 vs 庶子の構図と言い切れないところがあります。同じ設定だとして両ドラマを比べると、20 代前半の俳優が演じるのと、30 代前半の俳優が演じるのでは、これほどまでに違うものかと思ってしまいました。

ドラマの内容、キャラクター、役者については、個人によって嗜好の差があるのでどちらをどうこう言うつもりはありませんが、個人的には、「ネマドゥル」 の方がはるかにセンスがいいと感じられるのは、ドラマの作りこみ方がそもそも異なるというか、編集とかカメラワークが丁寧だと感じられるからです。映像が美しかったことも手伝って、ひとつひとつのエピソード、ひとりひとりのキャラクター、ひとつひとつのセリフに込められているものに、いちいち説得力があって。

ハマるとか、ハマらないとか、そういうことではなくて、噛み締めたくなるというか...





 


■ ■ ■ ■



このドラマをひとことでいうと、「情」 の沁みるドラマ。情というと、愛情、友情、同情、いろいろありますが、人と人がつながるときに介するものが、情なのではないでしょうか。家族をつなぐものは 「血」 だけではないこと。

ヒロインのウリは、幼くして母親を亡くすため、ウリと血のつながった人間は家族の中に誰一人いません。


母親像の描かれ方も、血だけで説明できないところが様々あります。ヨンギュの母のハルモニ、ドンジュの母としてのヒョンスク、ジュナ / マルの養母としてのヒョンスク、マルの実母... 共に過ごした時間、暮らした時間に育まれる情は、信じられるものだと。

どんなに断ち切りたくても、どんなに復讐をしかけても、また、どんなに憎みたくても、達成できないでしょ...情があったら。


 



ラストで描かれる、ハルモニとヨンギュの母子のエピソードにも、鳥肌が立ちました。このドラマが描く家族の象徴は、ハルモニだったのねと...。


基本は、2 つの家族間の人間模様なので、振り返ってみると、とっても狭い世界での出来事だったと思います。2 つの家族で、2 つの復讐劇... なんだかドロドロしていそうですが、愛憎劇の側面はあまり感じられず、むしろ、家族とは何かということを問いながら、じっくりとひとりひとりの人間に焦点をあてて丁寧に語られたドラマだったのではないかと思います。




「私の心が聞こえる?」 というタイトルは、うまく付けられたタイトルで、ドラマのテーマをよく表現していると思います。

耳が聞こえないとか、知能が足りないとか、身体的な欠点がすなわち人を理解できなかったり、信じることができないということではなくて、耳がよく聞こえても、頭が良くても、人の心の声は聞こえるだろうかと... なかなか心に沁みるストーリーでした。



 

tag: 韓国ドラマ 私の心が聞こえる? ナムグン・ミン

コメント:

Unknown

おじょさん、完走されましたか~

ヨンギュとハルモニのエピソードは、ホント、鳥肌ものでしたね

いろいろな 「情」 が絡まったドラマでしたが、どの 「情」 も理解できるし、家族のあり方を考えさせてくれたと思います。ハッピーエンドのラストも、そこへたどり着くまでの時間がじっくり描かれていたので納得のラストですね


Unknown

今晩は

    さっき。。。」見終わりました
    
      う~~~~~んただよかったとしかいえないですね
    最後のお墓のシ~~~ン
      ヨンギュ・・・知ってたんですね
     本当の親でない事。私は「捨捨て子」だと思ってましたからね~でも・・・何かあるかなって思ってましたが。
     ヨンギュが。。。感謝の言葉
涙が止まらなかったです
    
     このドラマの「情」・・・本当の親子でも返せないですね         

ようこそ~

おじょさん、はじめまして。
コメントありがとうございました。

>「ジュナ」の表情がキム・タッグの「マジョン」と重なって
「キム・タック」は途中で挫折してしまったのですが、確かにマジュンも屈折キャラでしたね。

「ジャイアント」は未見なのですが、チョン・ボソクは悪役だったのですよね。この愛すべき父親役からは想像できないのですが...その凄みを見てみたいですね。

>どの俳優さんも「落ち着いた」しっかりとした演技力
全く同感ですね。キャラクターをちゃんとこなせるキャスティングで揃えているし、それぞれの役の魅力がうまく出ていましたね。ホント、見ごたえのあるドラマでした。

またお時間ありましたら、お立ち寄りください


初めまして

おじょと申します
  今。。16話を見ています

    そうですね「情」・・・一番厄介な感情です
     情に駆られる・・・抜け出せなくなりますよね~

   私は「ジュナ」の表情がキム・タッグの「マジョン」と重なってしまいます
         
     マル/ジュナ役のナムグン・ミンさん
    とても難しい役・・表情がとてもいいですね~好きあ俳優さんになってしまいましたわ

   やっぱり。。。チョン・ボソクさんですかね
     ジャイアント・・・のあの凄みはどこへ・・いったのか・・・完敗ですね
   
   兎に角・・・どの俳優さんも「落ち着いた」しっかりとした演技力で見ごたえあります

    そう。。。おっしゃるとおり
       キム・タッグに似てますよね
      でも、こちらの方が丁寧かな
     

食べたね~

yuca さん、コメントありがとうございます。
完走、おめでとう!(笑)

前半の方が重く感じたのは、マル自身が自分のアイデンティティを重荷に感じてたからかな。後半になると荷物を解こうとする感じが見えてくるような。ともあれ、ワタシの場合、ドンジュ視線にはならなかったもので(笑)。15 話ぐらいから後は、すっかりジュナ/マルのペースでストーリーは展開するけれど、全体的な配役の分量バランスは良かったと思います。

>マルが家族と食事を共にするまでのお話
たしかに~。マルがご飯を口に入れるところ、ワタシも固唾をのんで見守りましたよ。食べた~って(笑)。「クララが立った」@ハイジのような感動?シーンでした。

30話もあった割には中だるみせずに構成も良かったし、何よりも役者たちが良かったの一言に尽きますね~

マルがごはんを食べるまで・・・

lotusrubyさん、あんにょん。

やっとコメント書き込めます。
本当にいいドラマ、心に染みいるドラマでしたね。

もう、すべてlotusrubyさんが語っていらっしゃる通りだわぁ。
>やはり前半の方が重たく感じられますね
そっかぁ、ワタクシは20話以降が重かった…
前半はドンジュ目線だったのかもしれない。それが15話くらいからマルオッパに。
思春期の頃の、苛立つ気持ち、そして再開後の後ろめたい気持ちは、なんとなく理解できるのです。
しかし20話からの、相手を傷つけることで、誰よりも自分を深く傷つけ抉っている、マルには号泣。

落ち着いて考えてみると「いかにマルが家族と食事を共にするまでのお話」だったような気がします。

ああ、本当に素敵なドラマを教えてくださってありがとうございます

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なお、旧館からの移行記事 (2012年3月以前) はうまく反映されていないものがあります。

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