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その後の韓ドラな日々 3 ~ 「シンデレラのお姉さん」

「シンデレラのお姉さん」 (신데렐라 언니) 全 20 話視聴完了

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「チュノ」 の途中であまりにダレてしまい、なんとなくネットをさまよってたどり着きハマってしまったのが、この 「シンデレラのお姉さん」 でした。「チュノ」 より先に見終わってしまったくらい。

放送当時は、SBS 「個人の趣向」の裏で、コチラの方が話題になっていたことに納得。「個人の趣向」 よりはるかに面白かったのです。

なぜ、こっちを見てなかったんだ~と、思ったわけですが。ともあれ、昨年末より、「IRIS」、「チュノ~推奴」、「シンデレラのお姉さん」 と、KBS 水・木ドラマ枠にすっかり乗せられているような。現在放送中のパン屋も気になるけど (笑)。


◆ 注意:ネタバレあり ◆


個人的にはかなり好みの作品でした。この作品の脚本家は、韓国ドラマ 「春の日」 (봄날) を書かれた方だと見終わってから知り、思わず大きく頷いてしまいました。「春の日」 はワタシの好きな韓国ドラマのひとつで、このドラマ、なんとなく 「春の日」 のトーンに似てるなと思いながら見ていたので、まさしくドンピシャで自分でもピックリでした。


この作品、何よりも役者がそろっています。若手はムン・グニョン、チョン・ジョンミョン、ソウ、ベテランはキム・ガプス、イ・ミスク、と豪華な布陣。

ウンジョ (ムン・グニョン) の母カンスク (イ・ミスク) が、ソヒョン (ソウ) の父テソン (キム・ガプス) と結婚するところから始まり、ウンジョとソヒョンという血のつながらない義姉妹を中心にストーリーが展開します。「シンデレラのお姉さん」 というタイトルも面白くて、最終的に童話のシンデレラどおり、ソヒョンが王子様をつかまえることができるのか...

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ムン・グニョンの悪女挑戦がキャッチフレーズでしたが、別に悪女と言うわけではなくて、ウンジョは義妹のソヒョン(ソウ)とは正反対の性格で、愛想を振りまくなんてバカみたいと悪態をつきまくり、誰にも心を開かないという役どころ。このウンジョが、継父や愛する男性を信頼して心開いていく過程は、彼女の持ち味が良く出ていました。

ソウは、ご本人の宣言どおり 「(見ている人が) 吐きたくなるほど、胃がもたれるほど、愛嬌をふりまく女の子」 を演じていて、もう、吐きそうでした(爆)。こんなぶりっこ演技よくできるなぁと感心することしきり。彼女に対していろいろ演技論争があったそうですが、意図的にそういうキャラなのです。

正直、ウンジョともソヒョンとも個性が強すぎて友だちになりたくありませんが(笑)、この 2 人の対比は完璧で、この 2 人に愛される男キフン役がチョン・ジョンミョン。除隊後復帰作だったのですね。チョン・ジョンミョンって、どの作品 (ワタシが見た限り) でも外見がほとんど変わらないのですが、静かなインパクトがあります。今回は感情を押し殺したような抑制的な演技で、これまたなんとも切ないのですよ~。

この若手たちのさらに上を行く完熟の演技が、ウンジョの継父のキム・ガプスと、ウンジョの母親イ・ミスク。キム・ガプスは、圧倒的な存在感があって、画面に出ていなくても常に家族を見守っているような存在感がありました。

母親のイ・ミスクもすごくて...。男に振り回され続ける欲心の深い母親で、ウンジョがどうしてああいう性格なのか理解できるし、ウンジョが可哀想でなりませんでした。ウンジョも母親を心の中で軽蔑しながらも、どこかで母の愛情を求め続けていて、この捩れた母と娘の関係も見どころなのです。

キフン自身も父親や兄弟との確執を抱えており、複雑で冷え切った父と息子の関係もだんだんと解けていきます。

血縁中心の家族像と、血縁がなくても信頼関係で寄り添える家族像。兄弟、姉妹、夫婦... 家族という太い軸が全編にすっと通っていて、その上に、夫が妻に見せる包容力、若い男女のひたむきな想いが並行して進んでいくドラマでした。

姉妹の家が、マッコリの蔵元という設定も韓国らしい素材でした。ウンジョが、麹がプツプツと発酵する音を聞きながら酒蔵に入り浸るとか...。夜の酒造所の風景もステキで。

また、大企業による名門酒造所の買収という話も絡んできて、酒造所の伝統を守るために奮闘する若者の姿も描かれています。


セリフが少し文学調な感じだったり (韓国語音声&英語字幕なので、ワタシの感じたものは的外れかも... )、ウンジョとキフンの秘密のコミュニケーション手段がスペイン語だったり、ちょっとした言葉あそびのようなものが見られたところも、また面白くて。

でも、最終回。ちょっとツッコミを入れてしまいました。パスワードの 「MMM」 って何の略かとウンジョに聞かれ、キフンが 「Mi malo muchacha」 と答えたところ。キフ~~ン、なんか文法的に違うような~。「내 나쁜 기집애 (オレの悪い女 = ウンジョ)」 をスペイン語に直訳したかったのだと思うけど。パスワードだから細かいところはいいかっ (笑)。


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その後の韓ドラな日々 2 ~ 「チュノ ~ 推奴」

「チュノ ~ 推奴」(추노) 全 24 話 視聴完了

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16 話まで日本語字幕、その後 24 話まで一気に英語字幕で見終わりました。ちょこっと感想でも書くか... と思ったのですが、ちょこっとどころか、あれこれと気になることが多くなって長くなってしまいました。ご興味のない方はスルーしてください。


◆ 注意: ネタバレあり ◆


前回、途中視聴の段階で、相当ブツブツ言いましたが、最後までいろいろツッコミどころの多いドラマでした。とにかく、24 話は長すぎます。不要なキャラ、不要なシーンもちょっと多すぎるような気がしました。もともと、そんなに長い話でなかったのではないでしょうかね。16 話ぐらいに凝縮すれば、とても質の高いドラマになったのではないかと思ってしまうのは、素人考えでしょうかね。後半は、味がなくなってしまったガムをずっと噛まされているような場面が続くことも多かったです。

でも、(一部を除き) 終わり方はいいし、最後まで見てようやくこのドラマの良さが分かってきました。朝鮮王朝時代劇ってたいてい権謀渦巻く王宮を舞台にしたものとか、捕り物帳のようなものがこれまで多かったと思うのですが、このドラマの最大の魅力は、ワタシがあえて言わなくてもいいのだけど、はり、民衆の視点からとらえた社会基盤・構成を描いたところです。

奴婢と呼ばれる最下層の人々、逃げた奴婢を捕まえることを生業とする推奴(チュノ)、奴婢でもなく両班でもない一般庶民、上流階級の両班と宮廷人... こうした不公平な階級社会において、理不尽な秩序を守ろうとする者と、理不尽な秩序に不満を抱く者との静かな対立が描かれていたと思います。

全編を通じては、テギルのオンニョンへの愛、というのがこのストーリーの基軸ですが、この純愛路線に、推奴 (チュノ: 奴婢狩り) という職業が生まれる社会背景を語らせるいろんな肉付けがありました。テギルを演じたチャン・ヒョクは、推奴というこれまでお目にかかったことのない設定のキャラを見事に演じていて、素晴らしかったと思います。

他の男性キャラは、役者が良かったこともあり個性的なキャラが多いのですが、逆に個性が強すぎて、群像列伝の様相を呈していました。ただ、個人的にお気に入りだったのはジノオンニ (ソン・ドンイル) で、岩崎弥太郎@「龍馬伝」 もびっくりな汚い身なりですが、最後の意外な行動には泣かせられました~。

一方、女性キャラは、描き方が単一的かつ粗雑で、ヒロインのオンニョン (イ・ダヘ) やソラ (キム・ハウン) には、不憫さも同情のかけらも感じ取ることができず、ましてや共感を抱くなど論外で終わってしまい、どうして、こんなにも魅力のないヒロインと準ヒロインなのか不思議でなりません。脇を固めていた、居酒屋の 2 人の女将 (チョ・ミリョン、ユン・ジュヒ) や奴婢のチョボク (ミン・ジア) の方がよっぽど良かったけど。

不要なキャラやシーンといえば、中華風くの一 (ユン・ジミン) はすぐに死んでしまったけれど、あの女は一体何ものだったの? エセ坊主とか言われていた思わせぶりな山寺の和尚さん (イ・デヨン) は、その後出番があるのかな~と思ったら出てこないし、馬医のおじいさん (ユン・ムンシク) が捕らわれて奴婢に転落させられる必然性はどこにあったのか...。オ捕校 (イ・ハヌィ) やパン画商 (アン・ソクファン) が女将たちに執拗に絡んでくる場面は、毎度同じような場面の繰り返しで、いかにも場つなぎ的なしつこさでした。



最終回で最も良かったのは...

テギルとチョルン (イ・ジョンヒョク) の決闘で、テギルの一言が、チョルンの無表情な鉄の仮面を外させ、氷の心を溶かし、チョルンが家に戻り夫人の前で号泣する場面には感動さえ覚えました。野心と欲心と執念の塊みたいなチョルン、大嫌いなキャラだったのですが、ここですべて許してしまいました。

そして、最終回で最も興醒めだったのは...

死闘の果てに絶命するテギルを看取るのがなぜにソラなのか。ソラは、テギルから必要とされていた存在でもなく、テギルの目に映ることさえなかった存在。あそこにソラがいなければならない理由が、ワタシには理解できません。幼稚園児のパンツじゃあるまいし、「大吉 (テギル)」 と名前を縫い付けた手作りの繕い物を、死を前にしたテギルに披露する? もう興醒めなんてものではありませんでした。


chuno_03 ← 思わず韓国サイトで探してしまった大吉キャプ^^


そもそもソラを推奴たちに絡ませるのは、最初からとても不自然な流れだと思っていました。その上、ソラ役のキム・ハウンのベタベタした学芸会並みの台詞回しと、黒い目張りをばっちり入れた濃い化粧では、寺党 (サダン) から逃げてきた娼婦という社会の底辺を這う賎民の不憫さを語れるほどの説得力など到底なくて。

個人的要望ですが、テギルの最期は、チェ将軍 (ハン・ジョンス) とワンソニ (キム・ジソク) に看取って欲しかったです。3 人の登場で始まったドラマ、3 人で最後を締めくくって欲しかったのに。3 人とも、推奴という職業を捨て、これから人間らしい生活を始めるスタートラインに立とうとしていたわけなのですから。ブツブツ...

不自然な流れ、不要な中継ぎ、無駄に長いカメラ回しとか、そういうものが目に付いてしまったドラマでした。アクションシーンは凝っているし、ストーリーの視点そのものは斬新で面白いし、展開も決して悪くないのに、間延びしすぎて充足感を得られず、もったいないなぁと思いました。

始まりは、太陽の見えない砂埃の中でしたが、最後は、太陽がまぶしく輝いていて、そのコントラストが印象的でした。

chuno_04




◆ Comments ◆

No title

lotusさん,こんばんは.

いやあ,言いたいことすべて言ってくださいましたわ~\(*^▽^*)/
たしかに間延びしてましたね.
イ・ハヌィらのコメディ?演技もしつこかったし.
テギルの先輩(チルスク@善徳女王のひと)も出番が多すぎたし.笑
あ,でも私もソン・ドンイルの先輩チュノはなにげに好きでした.^^

それにしても,このドラマにかぎらず,韓国の芸能界,女優が男優にくらべて粒がそろってない感じがしませんか?
女優さん,もうちょっとほかにおらんのかいっっと思うことが多いので・・つい毒を吐いてしまいました.>_<

大吉,私はテギルがまさかそんな漢字だとは夢にも思わず,最後の最後に爆笑してしまいました.^0^

2010-07-02 21:30 : komachi :


ツッコミ疲れ^

komachi さん、こんな言いたい放題記事にコメントありがとうとざいます。

>イ・ハヌィらのコメディ?演技
彼らの場面にくると、申し訳ないけど、お願いだからチェ将軍とワンソニの場面に替えてくれーと叫んでいましたよ(笑)。

>先輩チュノ
ソン・ドンイルは最初から凄みがあって良かったですね。ワタシもお気に入りキャラでした。でも、ジノオンニが死んだら、すぐにチャッキオンニ(アン・ギルガン←チルスク)が出てきて、なんてご都合のよいオンニ交替劇~と笑ってしまいました。

>女優さん,もうちょっとほかにおらんのかいっっと
まったく同感です。ワタシも女優さん方には、毒を吐くことが多いです。若くて、見目麗しけりゃ良しって感じで、お飾り的な存在の人が多いような。演技面であまり期待もされていないのかしら。

>大吉
これ、最後にきて大ウケでしたよ。それを刺繍しちゃうものだから、呆気に取られちゃって。こんなオメデタイ名前なのに、あの最期か~と。でも、ヒョギはすごく良かったですよね。

面白い素材なので、それなりの良さもあったけど、やっぱりツッコミどころ多すぎて疲れました(笑)。でも無事完走できて良かったわ~。

2010-07-04 02:01 : lotusruby :



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なお、旧館からの移行記事 (2012年3月以前) はうまく反映されていないものがあります。

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